中山楓奈

中山 楓奈（なかやま ふうな）

中山楓奈は、2005年6月17日に生まれた日本のスケートボード選手で、富山県富山市出身です。彼女は富山市立山田中学校と龍谷富山高校を卒業し、現在は早稲田大学スポーツ科学部に在学しています。プロスケーターとしてムラサキスポーツに所属し、マネジメントはスポーツビズが担当しています。

スケートボードとの出会い

楓奈は、スケートボードの経験を持つ父に連れられ、近所に新たにオープンしたスケートボードパークに通い始めました。その中で次第にスケートボードの魅力に引き込まれ、9歳の誕生日に贈られたスケートボードのデッキをきっかけに、彼女の競技人生がスタートしました。

競技における活躍

楓奈の競技活動は早くから目を引きました。2018年にはムラサキパークで開催された日本スケートボード選手権で女子ストリート部門の3位に入賞し、その後も素晴らしい成績を収めました。2019年にはロンドンで開催されたストリートリーグに参加し、6位の順位を獲得。同年、日本選手権での優勝を勝ち取りました。

2021年に行われた2020年東京オリンピックでは、新種目のスケートボード・ストリート女子の競技において銅メダルを獲得し、国際的な舞台での実力が証明されました。続いて、2022年7月にはパリ2024オリンピックのための初の予選大会となる「ストリート・スケートボード・ローマ2022」で国際大会初の優勝を果たしました。また、同年アジア人女性として初めて「THRASHER MAGAZINE」の表紙を飾り、その際ロサンゼルスのストリートスポット「Hollywood High」で決めたフロントサイドKグラインドの技が使用されました。2024年のパリオリンピックでは女子ストリート競技の決勝進出を果たし、最終結果は7位でした。

嗜好や趣味

競技の合間やプライベートでは、楓奈はアニメや漫画に親しんでいます。特に、テレビアニメ『あらいぐまラスカル』の主題歌である「ロック・リバーへ」をお気に入りの曲としており、2021年の東京オリンピック後のインタビューでは、同じ種目に出場していた西矢椛と競技中に「ラスカル」の話をしていたと明かしました。この発言に関しては、ネット上でさまざまな憶測が飛び交ったものの、彼女自身がアニメについて語ることで話題を集めました。

また、SNSではアニメキャラクターのフィギュアをよく紹介するなど、ファンとのつながりも大切にしています。

成績の概況

中山楓奈の主な戦績としては、以下のようなものがあります：

• - 2019年 - 第3回日本スケートボード選手権優勝
• - 2020年 - 東京オリンピック 銅メダル
• - 2021年 - 世界選手権6位
• - 2021年 - SLS in Salt Lake City 準優勝
• - 2021年 - SLS in Lake Havasu City 3位
• - 2022年 - マイナビスケートボード日本OPEN 優勝
• - 2022年 - X Games Chiba 2022 銀メダル
• - 2022年 - Street Skateboarding Rome 2022 優勝

中山楓奈は、このような数々の実績をあげてきた実力派のスケートボード選手です。彼女の今後の活躍にも、ぜひ注目していきたいものです。

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