中村勝

中村 勝 (Masaru Nakamura)

基本情報

• - 出身地: 埼玉県春日部市
• - 生年月日: 1991年12月11日
• - ポジション: 投手
• - 右投右打
• - コーチ職: くふうハヤテベンチャーズ静岡

経歴

プロ入り前

中村は春日部市立武里中学校に在学中、投手と遊撃手を務め、特に投手としての実力を際立たせました。在学中にKボールの県選抜として全国優勝を経験し、アジア選手権大会で日本代表としても活躍しました。高校は春日部共栄高校に進学し、フォームを改良するなどして投手としてのスキルを磨きました。高校3年時の春大会で完封勝利を挙げるなど、輝かしい成績を残しました。

同年のドラフトでは、北海道日本ハムファイターズから1位指名を受け、新たなプロ野球選手としての道を歩み始めます。

日本ハム時代

2010年、プロ入り1年目にして初登板初先発を果たし、プロ初勝利を飾ります。その後も成長を続け、2012年シーズンには日本シリーズに参加し、チームの優勝に貢献しました。また、2014年には初完封を記録し、2015年には復調を遂げながらも怪我の影響を受けました。

シーズンを通じて波がありましたが、2017年には久しぶりの勝利をマーク。しかし、その後は再び故障と戦うことになります。

オーストラリア時代

2020年、オーストラリアへ移籍し、現地で語学を学びながらクラブチームに所属しました。そこでの活躍が評価され、ABLのブリスベン・バンディッツと契約し、充実したシーズンを送ります。

メキシコ時代

2021年には、メキシコのリーグに挑戦。グアダラハラ・マリアッチスへ入団し、見事な成績を収めることでタイトルを獲得しました。

オリックス時代

2022年にはオリックスに復帰し、再びNPBでプレーしましたが、思ったような成績を残せず、2022年のシーズン後に戦力外となりました。しかし、その後も球界に存在感を示し続けています。

HFL・士別時代

2023年には北海道フロンティアリーグの士別サムライブレイズに参加し、監督として活動しつつ、選手としても登板を重ねました。引退を前に、テレビやラジオなどで解説者としても活動しています。

ハヤテ時代

2024年から新たにくふうハヤテベンチャーズ静岡の投手コーチに就任し、選手育成に貢献することになりました。

選手としての特徴

愛称には「中村」や「ムラマサ」などがあり、彼の投球スタイルも評価されています。特に直球がスライダーのように曲る特徴的な投球で知られ、自己最速の148km/hをマークしたことも。高校時代にはその姿が人気選手ダルビッシュ有に似ていると言われ、「埼玉のダルビッシュ」とも称されました。

制球力を意識したフォーム改良も行い、多彩な変化球を駆使する選手として評価されています。今後の監督業にも期待が寄せられています。

もう一度検索