中村多聞

中村 多聞（なかむら たもん）のプロフィール

中村多聞は1969年3月17日生まれのアメリカンフットボールの元プロ選手で、現在は評論家及びRB（ランニングバック）専門の指導者として活躍しています。彼は「タモン式ランニングバック養成所」を運営し、さまざまな選手の育成に取り組んでいます。また、六本木にある「ゴリゴリバーガータップルーム」の経営にも携わっています。

幼少期から大学時代

多聞はそのキャリアの始まりを小学生時代に遡ります。彼は「フットボール鷹」に触発され、アメリカンフットボールの魅力に惹かれて、自らプレーを始めました。中学生の頃には板橋先生という恩師と出会い、その後、プライベートリーグでプレーを重ねました。高校時代にはフットボール部がなく、実際のプレーは大学3年生から本格的に再開し、大学4年生ではジュニアオールスターに選出されるほどに成長します。

社会人リーグでの活躍

大学を卒業後、多聞は三武ペガサス球団にスカウトされ、東日本社会人2部リーグでのプレーを開始しました。1993年にはジュニアパールボウルで敢闘賞を獲得し、その後、サンスターファイニーズに移籍、1部リーグでのプレーを続けます。そして1997年にはNFLヨーロッパに入団し、アジア人初のRBとしてドイツのライン・ファイヤーで活躍し、98年のワールドリーグ優勝を果たします。この年、NFLグリーンベイ・パッカーズのトレーニングキャンプにも参加しました。

帰国後はXリーグのアサヒ飲料チャレンジャーズでプレーし、2000年及び2001年と連続してリーグ優勝を果たし、数々の大会でも最優秀選手賞を受賞するなど、エースRBとして素晴らしい成果を上げたのです。

現役引退とその後

2006年に現役を引退した多聞は、2016年から日本のアメリカンフットボール界に新たなスタンダードをもたらすべく「タモン式ランニングバック養成所」を立ち上げました。この養成所では「心から上手くなりたいと考えている人」を対象に指導を行い、IBMビッグブルーや京都大学ギャングスターズ、ノジマ相模原ライズ、早稲田大学ビッグベアーズなど、多くのチームで指導を行ってきました。

趣味と他の活動

多聞の趣味は、世界最高峰のオートバイレースであるmotoGPのテレビ観戦や、クラフトビールを楽しむことです。これらの趣味からも、彼の活力や応援をする姿勢が伺えます。

コーチ歴と影響

彼はこれまでに多くの学校やチームでコーチ経験があり、1995年からは清教学園高校で指導を開始し、その後もアサヒ飲料や大阪学芸高校、IBMビッグブルー等でもコーチ業を続けています。特にRBコーチとして、選手一人ひとりの成長を促す技術と心構えを教えています。

多聞はその実績と経験から、今日のアメリカンフットボールシーンにおいても影響力のある存在となっており、選手たちの夢を支える重要な役割を果たしています。

もう一度検索