丸山和郁

丸山 和郁 (まるやま かずや)

丸山和郁は、1999年7月18日生まれで群馬県群馬郡倉渕村（現在の高崎市）に生まれ育ったプロ野球選手です。投手としての経歴を持つ外野手で、東京ヤクルトスワローズに所属しています。彼は左投左打の選手で、豊かな身体能力を活かし、打撃、走塁、守備全てにおいて高い技術を誇ります。

経歴

プロ入り前

丸山は小学校1年生の頃から軟式野球を始めました。中学校では軟式野球部に所属し、主に投手や捕手、遊撃手を務めていました。高校は前橋育英高等学校に進学し、中堅手としての地位を確立。2年生の夏、彼は全国大会に出場し、嘉手納高校との対戦で安打を記録。その後も1番打者として活躍し、特に3年生の春の大会ではエースピッチャーとしても妻子でした。彼は報徳学園との試合では無失点の救援投手として評価を得ています。高校在学中、2017 WBSC U-18ワールドカップの日本代表にも選出され、高校野球界でも注目を集めました。

大学進学後は明治大学に入学。1年生の春には右肩を脱臼し、手術を受けたため、投手から野手に転向しました。その後2年生からはレギュラーに定着。全日本大学野球選手権大会を制し、日米大学野球選手権大会でも日本代表に選ばれるなど、彼の名は広まりました。大学最後の年には主将を務め、2年連続でベストナインに選出されるほどの活躍を遂げました。

ヤクルト時代

2021年9月16日、プロ志望届を提出し迎えたドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから2位指名を受けて2022年のシーズンに入りました。契約金7500万円、年俸1200万円で契約し、背番号4を与えられました。初年度は開幕一軍入りを果たしましたが、途中で二軍落ち。その後の昇格後には6月30日、対広島戦での勝ち越し打や7月4日の初本塁打などで打撃面での成長を見せました。

特筆すべきは、9月25日に行われた試合でのサヨナラヒット。これは新人選手によるサヨナラヒットでの優勝決定がプロ野球史上初という特別な出来事となりました。2022年の日本シリーズではセーフティーバントを決め、存在感を示しました。

しかし、2024年には怪我にも悩まされました。5月19日の阪神戦では、守備中にフェンスにぶつかる怪我を負いかけて3回裏からは交代。翌日は脳震盪特例措置により登録を抹消されましたが、その後も強い意志を持ち、復帰を果たそうと努力しています。

選手の特徴

丸山の打撃の特徴は巧みなバッティングコントロールにあり、広い打撃範囲で多くの安打を放ちます。また、犠打などの小技も得意とし、走塁では50メートルを5.8秒で駆け抜ける俊足が武器です。守備面でも、彼は強肩と広範囲な守備能力を持ち、チームに貢献しています。

人物像

丸山和郁は3人兄弟の末っ子として生まれ、自然に囲まれた環境で育ったため、身体能力や精神力が磨かれました。野球界では「野生児」として知られ、高校時代の監督からもそのように愛称で呼ばれています。彼の成長に今後も注目が集まります。

もう一度検索