丸山奏子

丸山奏子：競技麻雀界のプロ雀士

丸山奏子（まるやま かなこ）は、1993年8月17日に北海道旭川市で生まれた競技麻雀のプロ雀士です。最高位戦日本プロ麻雀協会に所属し、元Mリーグ・赤坂ドリブンズの選手である彼女は、「まるこ」という愛称で親しまれています。競技麻雀との出会いやプロとしての歩み、彼女の人柄に迫ります。

経歴のはじまり

丸山は、幼少期を富良野市で過ごした後、旭川市に移り住みます。高校時代には旭川市で最も学業の成績が優秀な高校に通い、青山学院女子短期大学の子ども学科に進学しました。大学入学後、東京での生活が始まったことで、様々なアルバイトを経験しますが、特に雀荘でのアルバイトがきっかけで競技麻雀に興味を持つようになります。

不動産会社に就職した後の2018年、彼女は最高位戦日本プロ麻雀協会に入会しました。勤務先の理解があったため、プロ入り後も仕事を続けながら、麻雀に情熱を注ぎ続けました。

Mリーグへの道

丸山はプロ入りして2年目の2019年7月、Mリーグでのドラフトで赤坂ドリブンズから指名されます。この時、男女混合義務化によって女性の獲得が求められていたことも背景にあり、彼女の存在はチーム方針にも合致していました。ドラフト後、彼女は会社を退職し、厳しい特訓を通じてMリーグへの備えを固めます。

彼女は約1ヶ月の準備の後、Mリーグのデビュー戦を迎えました。その対局では、前年のスコアトップを争った強力な対戦相手と臨み、最終局までハラハラさせる展開の中、逆転でトップを獲得します。これが彼女の鮮烈なデビューとなりました。

YouTubeやラジオ活動

2022年には、同じチームメイトである村上淳と共にYouTubeチャンネル「ずんまるちゃんねる」を開設し、2023年には自身の個人チャンネル「もぐもぐまるこ」をスタートしました。また、2023年9月には音声配信サービスAuDeeにて冠ラジオ「丸山奏子のはなまるらじお」を開始するなど、多岐にわたるメディア活動も行っています。

丸山奏子の人柄

彼女は、会話を楽しむことや食を楽しむことが好きです。幼少期には歌を好み、スポーツにも積極的に参加しました。特に、男子と口喧嘩で負けないほどの気性が伺えます。中学・高校では部活動として合唱部やバスケットボール部での経験がありますが、精神的な葛藤もあったようです。

また、彼女はアルバイト経験が豊富で、特に雀荘での仕事は楽しかったと語っています。様々な職場での経験を通じて、独自の人間関係を築き上げていきました。働きながらも麻雀の魅力に引き寄せられ、プロとしての実績を積み重ねていきます。

主な実績と今後の展望

彼女の競技麻雀における実績には、麻雀最強戦2022の「女流最強スター決戦」優勝や、Mリーグでの活躍があります。また、最近では新たなメディアプラットフォームでの活動も多く、ファンとの交流を深める姿勢が印象的です。今後も彼女の麻雀界での活躍と個人活動から目が離せません。

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