丹比駅

丹比駅について

丹比駅（たんぴえき）は、鳥取県八頭郡八頭町南字小判に所在する若桜鉄道の若桜線の駅です。この駅は、日本の[[鉄道駅]]の中で唯一、名前の読みが「ぴ」で終わるという特異な特徴を持っています。

歴史

丹比駅は1930年1[[2月1日]]に、国鉄若桜線の隼駅から若桜駅へと延伸される形で開業しました。当初は旅客および貨物を取り扱う駅でしたが、1974年には貨物取扱が廃止され、その後1984年には荷物の取扱も停止されました。1987年4月には国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となり、同年の10月14日には若桜線が第三セクター化され、若桜鉄道の駅として新たなスタートを切りました。また、2008年7月23日には国の登録有形文化財に登録されています。

駅の構造

丹比駅は、若桜方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ地上駅です。この駅には、男女共用の水洗式トイレが改札内に設置されています。駅舎とプラットホームは、1930年の開業当初からのものであり、2008年に文化財として認められました。

かつては、駅舎の反対側に長大な側線が設けられていましたが、この側線はチップ工場の貨物用であり、旅客列車の行き違いには用いられていませんでした。その後、駅舎側には短い貨物側線が作られ、行き止まりとなる形で設置されています。また小さな貨物上屋も存在しています。駅舎内には美容室があり、簡易委託駅として乗車券の発券業務も行っています。

利用状況

丹比駅の1日の平均乗降人員については以下の通り報告されていますが、具体的な数値は公布されていないため、詳細は不明です。これには地域住民や観光客など、様々な利用者が訪れます。

駅周辺のバス路線

丹比駅周辺には、日交バスの路線が運行しています。具体的には、若桜駅前から若桜車庫行き、また郡家駅を経由して津ノ井駅、鳥取駅前行きのバスが出ています。このため、丹比駅は鉄道利用者だけでなく、バスを利用する地域の人々にも便利な交通ハブとして機能しています。

隣接駅

利用している若桜鉄道の若桜線には、隣接する徳丸駅と若桜駅があります。丹比駅を通じて、これらの駅へのアクセスも容易であり、地域の交通の重要な一部を担っています。

丹比駅はそのユニークな名前と歴史的な背景により、多くの人々に愛される場所となっています。今後も地域の交通の中心として、訪れる人々にとっての重要な駅であり続けることでしょう。

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