九十九一

九十九一のプロフィールと活動概要

九十九一（つくも はじめ）は、1952年11月1日に生まれた日本の芸人、俳優、脚本家、演出家です。本名は福地隆（ふくち たかし）で、大阪府大阪市からの出身です。芸能界における彼のキャリアは、漫談やひとりコントを中心に始まり、現在では俳優としての活動や放送作家として多彩な才能を発揮しています。彼はエンパシィに所属し、以前はE-Pin企画にも関わっていました。

来歴とキャリアの展開

高校生の頃、九十九は落語家を目指していましたが、当時の落語ブームにより、夢を断念しました。高校卒業後は祖国を離れ様々な土地を放浪し、1976年に滝あきらの門下から「滝たかし」の名前でデビューしました。その後、彼は「滝シード」と改名しましたが、ほどなくして滝あきらのもとを離れ、上岡龍太郎に学ぶことになりました。これを機に、彼は「九十九一」に改名し、新たなスタートを切りました。

1979年に上京し、1981年に日本テレビの『お笑いスター誕生!!』に出場しました。この番組でグランプリを獲得したことで、九十九一は瞬く間に人気を博し、タレントとしてテレビ番組に出演する一方で、裏方での構成作家としての活動も行うようになりました。

1990年代以降はさまざまな映画やテレビドラマにも出演しており、観客参加型のイベントや舞台の脚本や演出を手掛けるなど、多岐にわたる活躍を続けています。2013年には、16年ぶりにお台場でピンライブを行い、多くのファンにその姿を見せました。

得意の芸風と人物像

彼の芸名「九十九一」は、発明に必要な努力とひらめきを示すエジソンの格言に由来しています。また、彼自身の好みの数字と、「100%の芸人を目指す」という意味を込めたともされています。このように多面的な意味を含む彼の名前には、芸人としての真摯な姿勢が表れています。

私生活では声優の住友優子を妻に持ち、息子は俳優として活動するメイビ（福地明比）です。彼は父の目指すミステリーイベントなどに参加しており、家族も芸能界の一端を担っています。

主なテレビや舞台出演

九十九一は多くのバラエティ番組やドラマに出演しています。特に『今夜は最高!』や『お笑いスター誕生!!』ではその存在感を発揮し、数々のエンターテイメント作品に登場しています。

彼の主演ドラマには、NHKの『新十津川物語』や『夏目漱石の妻』などがあります。また、「水戸黄門」シリーズや「相棒」、さらには映画や舞台にも幅広く出演し、その演技力が高く評価されています。

最新の活動

最近では、テレビドラマや舞台の他に、自ら企画したイベントや新たなミステリー作品の脚本も手掛けています。また、ラジオ番組への出演も続けており、芸人としての多才さがうかがえます。

九十九一の活動は、今もなお多くの人々に愛され、注目を集め続けています。彼の豊かな表現力と独自の世界観から目が離せません。

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