二上駅

近鉄大阪線 二上駅：地域の生活を支える駅

近鉄大阪線二上駅は、奈良県香芝市穴虫にある駅です。1927年（昭和2年）の大阪電気軌道八木線の開通と同時に開業し、その後、関西急行鉄道、近畿日本鉄道と経営統合を経て現在に至ります。2022年1月7日からは無人駅として運行されています。

駅の構造と設備

地上駅で、相対式2面2線のホームを持ちます。改札口とコンコースは地下、ホームは地上にあり、出入口は大阪上本町寄りに設置されています。ホームの有効長は6両分です。上りホームにはトイレが設置され、バリアフリーへの配慮も考慮されています。無人駅ですが、PiTaPaやICOCAなどのICカードに対応した自動改札機と自動精算機が設置されており、利便性の向上が図られています。大和高田駅が管理駅となります。

利用状況

二上駅の利用状況は、近年増加傾向にあります。2023年11月7日時点での1日あたりの乗降人員は約8,860人で、過去10年間でも増加傾向が見られます。これは、駅周辺の住宅開発の進展と、地域住民の生活における公共交通機関としての利用増加によるものと考えられます。

駅周辺環境

二上駅周辺は、近年住宅開発が盛んに進められており、ベッドタウンとして発展を遂げています。駅前に小さなロータリーが整備され、生活利便性の向上が図られています。駅周辺には、香芝市立香芝北中学校、香芝市立香芝西中学校、香芝市立二上小学校、香芝市立旭ヶ丘小学校、二上保育園、香芝二上郵便局、奈良中央信用金庫二上支店などの施設があります。また、あしびハイツ、香芝旭ヶ丘ニュータウン、旭ヶ丘ニュータウン、高山台ニュータウンなどの住宅地も近隣に位置し、多くの住民が利用する重要な拠点となっています。

バス路線

駅周辺では、香芝市コミュニティバスが運行されています。田尻ルートと白鳳台・旭ケ丘ルートがあり、香芝市役所や周辺地域へのアクセスを確保しています。運行頻度は、木曜日と一部の祝日、年末年始を除き1日5便です。

隣の駅

快速急行、急行は当駅を通過します。準急、区間準急、普通は停車します。

まとめ

二上駅は、近年の住宅開発により利用者数が増加し、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。無人駅化されたものの、ICカード対応の改札機などの設備により利便性は維持されています。駅周辺には多くの生活関連施設があり、地域社会に密着した存在と言えるでしょう。今後ますますの発展が期待されます。

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