二色の浜公園

二色の浜公園について

二色の浜公園は、大阪府貝塚市に位置する府営の都市公園（広域公園）です。大阪湾に面した海浜公園として整備されており、二色の浜海水浴場を有することが特徴です。公園は、近木川の河口両岸に広がり、府の公園基本構想では「海に親しむ公園」として位置づけられています。

歴史

公園の歴史は、1933年（昭和8年）に南海鉄道（現在の南海電気鉄道）が「第二の浜寺」として開設した「海浜村」に遡ります。当時、遠浅の砂浜が広がる海岸は、宿泊施設を備えた海水浴場として人気を集めました。

第二次世界大戦後、浜寺公園がアメリカ軍に接収されたことを受け、1950年（昭和25年）に浜寺海水浴場の代替機能を持つ海浜公園として開発計画が決定されました。その後、児童遊戯場や芝生広場、休憩所、展望台などの施設が整備されました。

1987年（昭和62年）度には、阪南港の埋立造成に伴い、近木川右岸のエリアにも拡張。芝生の丘や球技広場、テニスコート、野球場などが整備されました。さらに2000年（平成12年）度には、人工島の南半分に多目的広場や人工海浜、バーベキューコーナー、水上オートバイの斜路などが追加され、海浜緑地が大幅に拡充されました。2012年（平成24年）には近木川河口付近にもエリアが拡張され、現在の開設面積は41.1ヘクタールとなっています。

新たな取り組み

令和5年4月からは、民間ノウハウを積極的に活用し、利用者サービスの向上と公園の魅力向上を目指す新たな管理運営制度がスタートしました。二色の浜公園もその対象となり、二色の浜リバイバル・プロジェクトグループが指定管理者として選ばれました。今後はカフェやレストラン、グランピングなどの新設も予定されており、さらなる進化が期待されています。

エリア紹介

公園は大きく分けて4つのエリアで構成されています。

中央（沢）エリア
所在地：貝塚市澤
松風広場ゾーン：松林が広がるエリア
中央ゾーン：レストハウス、中央児童遊戯場、管理事務所などが位置し、二色の浜海水浴場の中央。
潮騒の森ゾーン：海浜性の樹木が植えられたエリアで、芝生広場がある。

スポーツエリア
所在地：貝塚市脇浜4丁目、二色3丁目
野球場、テニスコート、球技広場などのスポーツ施設が集まるエリア。

海浜緑地エリア
所在地：貝塚市二色南町
南国ムード漂うヤシの木が植えられ、水上オートバイ用の斜路やバーベキューコーナーが設置されているエリア。

近隣施設

公園周辺には、以下の施設があります。

天然温泉 虹の湯
大阪府赤十字血液センター南大阪事業所
貝塚市立自然遊学館
国華園 二色の浜店

交通アクセス

阪神高速4号湾岸線貝塚出入口からすぐ
大阪府道29号大阪臨海線沿い
電車
南海本線二色浜駅下車、徒歩約10分（中央エリア）
南海本線貝塚駅より水鉄バスに乗車。「二色住宅」・「市民の森」下車（スポーツエリア）、「海浜緑地公園・国華園前」下車（海浜緑地エリア）

外部リンク

* 二色の浜公園

二色の浜公園は、海水浴やスポーツ、バーベキューなど、様々な楽しみ方ができる魅力的な公園です。家族や友人とのレジャーに、ぜひ訪れてみてください。

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