五井平和財団

五井平和財団について

公益財団法人五井平和財団は、宗教団体白光真宏会の創始者である五井昌久の平和思想に基づいて設立された団体です。五井昌久は、1916年に生まれ、1980年に亡くなるまでの生涯を通じて「人間は神の子である」という思想を発展させました。彼の養子であり、白光真宏会の第二代会長を務める西園寺昌美が現在の会長として指導を行い、団体の活動が進められています。さらに、理事長には西園寺裕夫、常務理事には川村真妃が就任しており、家族による運営がなされています。

五井の平和思想の成り立ち

五井昌久の思想では、人間は本来「神の分霊」であり、悪行を行うのは周囲の影響によるものとされています。彼は、守護霊や守護神に感謝し、自らを浄化することが重要であると説きました。また、人生での苦しみは過去の行為の結果であり、それを理解すれば解消することができると考えました。五井は「世界平和の祈り」の重要性を強調し、その祈りを通じて個人、自他、そして世界が平和になることを願いました。

団体の設立と活動

五井平和財団は、1999年に西園寺昌美を会長として設立され、平和に関する研究や教育事業を展開しています。また、持続的な平和の実現を目指しています。特に、地球を一つの生命として認識し、全てと調和した生き方を提唱するとともに、団体の活動においては、教育、科学、文化、芸術など様々な分野で専門家を招いたフォーラムとシンポジウムを定期的に開催しています。これらのイベントは、より良い未来を構築するために新しい生き方を提案することを目的としています。

さらに、文部科学省とユネスコによる教育事業の支援を受けて、平和教育に特化した国際作文コンテストや関連イベントも実施しています。

富士宣言と国際的な活動

2015年には「富士宣言」を発表し、アーヴィン・ラズロなどと共に調和した文明の実現を目指しています。このネットワークを通じて、白光真宏会との連携も深化しており、様々な文化や価値観を尊重しながら平和を広める活動が展開されています。

団体として国際連合経済社会理事会の特殊協議資格を持ち、ユネスコとの公式関係を確立していることから、その活動は国際的な舞台でも広がりを見せています。特に、平和のシンボルであるピースポールを世界各地に設置し、メッセージを発信する取り組みが行われており、その活動は各国の要人にも認識されています。

結論

五井平和財団は、五井昌久の教えを基に設立され、特に「世界平和の祈り」を通じた平和の実現に尽力しています。宗教的・政治的に中立であり、教育や啓発活動を通して平和文化の構築を目指すその姿勢は、今後も世界中の人々に影響を与え続けるでしょう。

もう一度検索