五知駅

五知駅（ごちえき）

五知駅は、三重県志摩市磯部町五知に位置する、近畿日本鉄道（近鉄）志摩線の駅です。駅番号はM85。

歴史

五知駅は、志摩電気鉄道によって1929年（昭和4年）7月23日に開業しました。当時の路線は鳥羽駅から真珠港を結んでいました（真珠港駅は現在廃止）。

その後、1944年（昭和19年）に志摩電気鉄道が他の鉄道会社と合併し、三重交通志摩線の駅となりました。さらに1964年（昭和39年）には、三重交通の鉄道事業が分離譲渡されたことにより、三重電気鉄道の駅となっています。

1965年（昭和40年）には、会社合併を経て近畿日本鉄道の駅となり、現在に至ります。

1969年（昭和44年）12月10日から改良工事のため一時的に営業を休止し、バスによる代行輸送が行われました。1970年（昭和45年）3月1日には、線路の標準軌化が完了し、営業を再開。同時に、列車の行き違い設備が設置されました。

1993年（平成5年）には、路線の複線化が進められました。4月28日に五知 - 上之郷間が、9月11日には加茂 - 五知間が複線化されました。また、白木 - 五知間は青峰トンネル経由の新線に切り替えられ、これに伴い行き違い設備は廃止。駅自体も賢島寄りに移転しています。

2015年（平成27年）8月1日からは、PiTaPaが導入され、ICカードでの利用が可能になりました。

駅構造

五知駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。ホームの有効長は2両編成に対応しています。駅舎はなく、各出入口から直接ホームに入る構造となっています。

鳥羽駅が管理する無人駅であり、乗車駅証明書発行機と、PiTaPa・ICOCAに対応した簡易改札機が設置されています。

のりば

利用状況

三重県統計書によると、近年の一日の平均乗車人員は以下の通りです。
近畿日本鉄道の駅の中では、西青山駅に次いで2番目に利用者が少ない駅となっています。

駅周辺

五知駅周辺には、以下の観光スポットや施設があります。

福寿寺：平家の赤旗が保存されていることで知られています。
五知峠
国道167号
磯部地域予約運行型バス（ハッスル号）「下五知掲示板前」停留所

隣の駅

近畿日本鉄道
M 志摩線

白木駅 (M84) - 五知駅 (M85) - 沓掛駅 (M86)

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

駅の情報｜五知 - 近畿日本鉄道

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