京都・観光文化検定

京都・観光文化検定は、京都商工会議所が主催するご当地検定で、通称「京都検定」として知られています。2004年から毎年1回実施されており、京都に関する深い知識や文化への理解を測ることを目的としています。

受験資格と試験会場

受験資格に制限はなく、誰でも受験することができます（ただし、1級の受験には2級の合格が必要です）。試験は京都と東京の会場で実施され、過去には同志社大学、立命館大学、龍谷大学、大谷大学、京都産業大学、京都学園大学、青山学院大学などのキャンパスが試験会場として利用されました。

出題内容

出題範囲は非常に幅広く、歴史、史跡、神社、寺院、建築、庭園、美術、伝統工芸、伝統文化、花街、祭と行事、京料理、京菓子、ならわし、ことばと伝説、地名、自然、観光学など、京都に関わるあらゆる事柄が対象となります。

3級: 公式テキストからの出題が90%以上
2級: 公式テキストからの出題が70%以上
* 1級: 公式テキストに準拠した内容からの出題

回答方式と合格点

2級と3級はマークシート方式で100問以内、制限時間は90分です。試験開始30分後から退出が可能です。1級は記述式で50問と小論文が出題され、制限時間は90分です。

合格点は、2級と3級が70%以上、1級が80%以上となっています。1級においては、70%以上80%未満の成績の場合、「準1級」として認定されます。

合格発表と特典

合格発表は、受験者各自に郵送で通知されます。合格者には、各種施設での優待制度が提供される特典があります。特に1級合格者に対しては、京都産業大学日本文化研究所の特別客員研究員の公募や、1級合格者のための集まりが開催されます。また、1級に複数回合格した場合は、「京都検定マイスター」として認定され、合格回数に応じてスワロフスキーのガラスが施された七宝製のバッジが贈られます。

京都検定は、京都の歴史や文化に対する知識を深め、その魅力を再発見する良い機会となるでしょう。

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