京都伝統工芸大学校

「専」京都伝統工芸大学校：伝統工芸の未来を担う人材育成

「専」京都伝統工芸大学校は、京都府南丹市園部町に位置する私立専修学校です。通称は「TASK」。伝統工芸技術の継承と発展に貢献することを目指し、高度な専門知識と技術を習得できる教育環境を提供しています。

歴史と発展

1995年、京都伝統工芸専門校として開校。以来、経済産業省の認定支援計画にも選ばれ、伝統的工芸品産業の振興に貢献する教育機関として発展を遂げてきました。2007年には校名を「専」京都伝統工芸大学校と改称し、4年制の高度専門課程も開設。近年は、単位制課程や、勤労学生・社会人向けの3年制・4年制課程も設置するなど、多様な学習ニーズに対応しています。2014年には文部科学大臣より「職業実践専門課程」の認定も受けています。

多彩な専攻と充実した設備

本校では、伝統工芸の幅広い分野を網羅した専攻が用意されています。陶芸、木工芸、金属工芸、漆工芸、蒔絵、竹工芸、石工芸、和紙工芸、京手描友禅など、それぞれの分野で高度な技術を習得できるカリキュラムが組まれています。

実習設備も充実しており、絵付け実習室、木工芸実習室、石工芸実習場、和紙工芸実習室などを備えています。さらに、茶室や多目的ホール、図書館、カフェテラス（食堂）といった快適な学習環境も整えられています。キャンパス内には学生寮も複数あり、遠方からの学生も安心して学ぶことができます。約1万冊以上の蔵書を誇る京都美術工芸大学付属図書館の利用も可能です。

国際交流と連携

本校は、国際的な交流にも積極的に取り組んでいます。イタリアのトレント・イスティトゥート・ヴィットーリア校、フランスのエコール・ブール国立工芸学校など、海外の著名な工芸学校との交換留学協定を締結し、学生は国際的な視野と経験を養うことができます。また、放送大学との連携事業にも参加しており、放送大学の授業を学内で受講することで、学士（教養）の取得も可能です。

未来への展望

「専」京都伝統工芸大学校は、今後も伝統工芸技術の継承と発展に貢献するため、教育内容の充実、設備の強化、国際交流の拡大など、様々な取り組みを推進していきます。伝統工芸の未来を担う人材育成に、これからも尽力していくことでしょう。

まとめ

「専」京都伝統工芸大学校は、歴史と伝統を誇る教育機関でありながら、常に時代の変化に対応し、革新的な取り組みを続ける学校です。伝統工芸を学びたいと考える学生にとって、最適な環境を提供しています。多様な専攻、充実した設備、国際的な交流、そして将来への展望を併せ持つ「専」京都伝統工芸大学校は、日本の伝統工芸の未来を担う人材を育成し続けることでしょう。

もう一度検索