株式会社京阪流通システムズ:京阪沿線の商業を支えるリーディングカンパニー
株式
会社京阪流通システムズは、
京阪電気鉄道グループに属する
企業であり、京阪沿線を中心に商業施設の開発、運営、管理を主な事業としています。同社は、地域社会に密着した商業空間の創造を通じて、人々の生活を豊かにすることを目指しています。
事業内容:直営と受託の2つの柱
京阪流通システムズの事業は大きく分けて2つあります。1つは、
京阪電気鉄道や他事業者から物件を賃借し、同社が直接運営する自社直営施設です。もう1つは、他事業者が所有・運営する商業施設に対し、開発、運営、管理業務の全部または一部を受託するプロパティマネジメント事業です。多様なニーズに対応することで、安定的な収益基盤を構築しています。
直営施設:京阪沿線に点在する魅力的な商業空間
京阪流通システムズが直営する施設は、京阪電鉄各駅周辺に立地するショッピングモールや高架下商業施設など多岐に渡ります。代表的な施設としては、KUZUHA MALL(樟葉駅)、
京阪シティモール(
天満橋駅)、京阪モール(京橋駅)、KiKi京橋(京橋駅)、京阪枚方ステーションモール(
枚方市駅)などがあります。これらの施設は、地域住民の生活に密着した店舗構成となっており、生活利便性の向上に貢献しています。また、駅直結や駅近という利便性の高い立地も特徴です。
さらに、京阪電車の高架下に展開する「エル」シリーズの商業施設も展開しています。エル京橋、エル守口、エル西三荘、エル大和田、エル萱島、エル萱島東、エル枚方食遊館、エルくずは味のれん街、エル宮之阪など、多くの駅に展開し、地域住民に親しまれています。これらの施設は、地域に根付いた店舗やサービスを提供することで、地域社会との連携を強化しています。
東京都渋谷区には、
FOREVER 21渋谷店を運営しています。これは、かつてHMV渋谷があった跡地を活用した商業施設です。
プロパティマネジメント受託施設:多様なニーズに対応する柔軟性
プロパティマネジメント事業では、京阪沿線以外の地域にある商業施設の運営管理も請け負っています。
ホークスタウンモール(福岡県)、
おのだサンパーク(
山口県)、フェリチタ心斎橋(
大阪市)、フェリチタ三条木屋町(
京都市)、リソラ大府ショッピングテラス(
愛知県)、
銀座OPTICA(
東京都)など、全国各地の商業施設で、リーシングや運営支援、管理業務などを提供しています。これらの施設は、それぞれの地域特性を活かした独自の運営を行っています。
歴史:京阪電鉄商事株式会社から発展
京阪流通システムズの歴史は、
1969年の京阪電鉄商事株式
会社設立に遡ります。以来、京阪沿線の商業開発に貢献し、数々の商業施設を手がけてきました。
1970年には京阪ショッピングモール(現京阪モール)、京阪電車京橋高架街(現エル京橋)が開業。
1972年にはくずはモール街(現KUZUHA MALL)が開業しました。その後も、エルシリーズや
京阪シティモールなどの施設を次々と開業・運営し、現在に至っています。
2002年には株式
会社京阪流通システムズが設立され、
2006年には京阪電鉄商事と合併しました。
近年では、既存施設のリニューアルや、新たな商業施設の開発にも積極的に取り組んでおり、地域社会に貢献する
企業として、更なる発展を目指しています。