京阪石山駅

京阪石山駅について

京阪石山駅（けいはんいしやまえき）は、滋賀県大津市の粟津町に位置する京阪電気鉄道石山坂本線の停留場です。駅番号はOT03で、周辺地域への交通機関として重要な役割を果たしています。また、隣接する西日本旅客鉄道（JR西日本）の石山駅との接続も可能で、通勤・通学利用者にとって利便性の高い場所となっています。

歴史

京阪石山駅は、1914年の1月12日に「石山駅前駅」として開業しました。この時点での運行区間は、大津電車軌道別保（現在の粟津）から当停留場までであり、開業からわずか5日間にわたって終点駅でした。開業日からわずか5日後の1月17日には唐橋前駅までの延伸が行われ、途中駅となることが決まりました。

1927年には、琵琶湖鉄道汽船の停留場に変わるなど、様々な会社の合併を経て、1929年には京阪電気鉄道石山坂本線の停留場となりました。そして1943年から1949年までは、京阪神急行電鉄（現・阪急電鉄）の停留場としても機能しました。1953年には現在の「京阪石山駅」と改称され、2005年には駅の移転やホームの形状変更が行われました。

駅の構造

駅は島式ホーム1面2線の架駅として設計されており、駅舎からホームへのアクセスにはエレベーターも完備されています。ただし、ホームの幅はあまり広くないため、利用者には注意が必要です。改札口は1ヶ所のみで、自動改札機が導入されていますが、スルッとKANSAI共通磁気カードには対応していません。また、企画乗車券の利用もできません。早朝と深夜には無人となるため、訪問の際は時間に留意が必要です。

ホームの有効長は2両分で、のりば番号は2018年3月に行われたダイヤ改正時に設定されました。改札を通過する際は、駅を利用する時間帯に応じた適切な移動を心がけることが望ましいです。

バス路線と周辺施設

京阪石山駅周辺にはバス路線も充実しており、他の交通機関との接続も容易です。京阪電気鉄道の石山坂本線においては、唐橋前駅（OT02）と粟津駅（OT04）が隣接し、京阪石山駅がその中間地点となっています。地域のネットワークが整備されているため、訪問者は便利に利用できる環境が整っています。

京阪石山駅は長い歴史を有する駅であり、地域交通の要所として今も多くの人々に親しまれています。これからもその役割を続け、利用者にとって快適な交通手段であり続けることでしょう。

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