仲地礼亜

仲地 礼亜（なかち れいあ）

基本情報

仲地礼亜は2001年2月15日生まれのプロ野球選手で、沖縄県中頭郡読谷村出身の投手です。彼は右投右打で、中日ドラゴンズに所属しています。

経歴

プロ入り前

仲地は読谷村立古堅南小学校で野球を始め、その後読谷村立古堅中学校に進学し、硬式野球のクラブチーム北谷ボーイズで技術を磨きました。彼の兄である玖礼も同じく野球選手であり、彼を見習いながら成長を遂げました。

沖縄県立嘉手納高等学校に進学する際も、玖礼を追ってのことで、ここでは自身も1年生の夏からエースの役割を果たし始めました。チームが全国高等学校野球選手権大会に出場した際、玖礼がエースピッチャーとして奮闘する中、仲地はベンチ外でしたが、その後2年生からエースとして活躍しました。残念ながら、彼の高等学校時代には甲子園への出場は果たせず、最後の年には沖縄県大会で興南に敗れてしまいます。

高校卒業後、仲地は沖縄大学に進学し、1年次からベンチ入りを果たしました。大学2年生からは本格的に投手としての道を歩き始め、2023年の全日本大学野球選手権大会では名城大学相手に8回1失点の好投をするなど、周囲の注目を集める存在となります。2022年9月にはプロ志望届を提出し、10月には中日ドラゴンズからドラフト1位指名を受けることが決まり、沖縄県の大学から指名された選手は史上初となります。契約金1億円でプロ入りが決まりました。

中日時代

2023年、仲地は春季キャンプを二軍でスタートしましたが、シーズン終盤には一軍に昇格し、実戦経験を積みます。5月13日、東京ヤクルトスワローズとの試合でプロ初登板を果たしましたが、初回に2失点し、さらに左脇腹を痛めてしまいます。途中退場となりましたが、7月26日の横浜DeNAベイスターズ戦では6回無失点の好投を見せ、待望のプロ初勝利を記録しました。このシーズン、仲地は9試合に登板し、2勝5敗、防御率は4.98、37奪三振を記録しました。オフには年俸が100万円ダウンし1500万円で契約更改し、11月には台湾で行われたアジアウインターベースボールリーグにNPB WHITEのメンバーとして参加しました。

2024年シーズンも開幕は二軍スタートでしたが、二軍公式戦で3勝2敗、防御率3.23の成績を残して5月には一軍に昇格しました。しかし、その翌日には右足の痛みで登板を果たせず、登録を抹消される事態となりました。

選手としての特徴

仲地礼亜は、最速152 km/hを誇る右腕の投手であり、チェンジアップ、カーブ、カットボール、スライダー、ツーシーム、スプリットといった多様な変化球を駆使しています。プレースタイルは本格派であり、多彩な球種を使用することで打者を翻弄します。仲地は同郷の先輩である安仁屋宗八や東浜巨を目指しており、自己成長を追求しています。

記録

仲地の初記録には、2023年5月13日の東京ヤクルトスワローズ戦における初先発、初奪三振、そして7月26日の横浜DeNAベイスターズ戦での初勝利があります。これからのさらなる活躍が期待される選手です。

もう一度検索