伊勢市観光文化会館

伊勢市観光文化会館の概要

伊勢市観光文化会館（いせしかんこうぶんかかいかん）は、三重県伊勢市にある複合文化施設で、多様なイベントや会議に対応した多目的ホールとして利用されています。略称は「観文」として親しまれており、2017年4月からは「シンフォニアテクノロジー響ホール 伊勢」という愛称も持っています。現在、この施設は指定管理者の株式会社ケイミックスパブリックビジネスによって運営されています。

基本情報

この施設の敷地面積は5,583平方メートルで、その中には1,503平方メートルの駐車場があります。また、建築面積は4,114平方メートル、延床面積は7,840平方メートルの4階建ての構造となっています。会館内には、大ホールや楽屋、7室の会議場、そして有料の屋内駐車場などが備えられています。

歴史

伊勢市観光文化会館の歴史は1953年（昭和28年）にさかのぼり、当初は伊勢会館と呼ばれる施設として開館しました。しかし、1970年に新たな会館の建設を計画するため、従来の会館は取り壊され、その後新会館の建設工事が始まりました。1971年には建設工事が完了し、「伊勢市観光文化会館」という名称で正式に開館しました。

その後、1999年には全面改装工事が行われ、2001年に改装された新しい会館が再オープンしました。さらに、2006年には指定管理者制度を導入し、運営をNPO法人まなびの広場に委託。その後、2017年には命名権がシンフォニアテクノロジーに売却され、現在の名称が付けられることとなりました。

アクセス

伊勢市観光文化会館へのアクセスは非常に便利です。近鉄山田線の宇治山田駅からは徒歩約1分の位置にあり、JR東海参宮線や近鉄山田線の伊勢市駅からも徒歩約15分で訪れることができます。また、三重交通バスでは「宇治山田駅前」停留所からも約1分でアクセス可能です。

自動車でのアクセスも良好で、伊勢自動車道の伊勢西インターチェンジから北へ約1.9キロメートル、国道23号からも約2.6キロメートルの距離に位置しています。施設内には、37台分の屋内有料駐車場も完備されており、来館者にとって利便性の高い環境が整っています。

イベント情報

この会館では、地域の文化活動やさまざまなイベントが行なわれており、特に音楽ライブや会議などに対応した多目的な利用が可能です。特に、2018年にはNHKのど自慢の収録が行われるなど、多くの人々に親しまれている場となっています。

伊勢市観光文化会館は、地域に根ざした文化の発信地点として重要な役割を果たしており、今後もその活動に期待が寄せられています。

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