伏見寅威

伏見 寅威 - プロ野球選手

基本情報

伏見 寅威（ふしみ とらい）は1990年5月12日生まれのプロ野球選手で、捕手および内野手として北海道日本ハムファイターズでプレーしています。出身地は北海道の千歳市で、右投右打。彼は日本のプロ野球シーンでその名を知られる選手となっています。

経歴

プロ入り前

伏見は小学3年の頃から野球を始め、中学校では札幌白石シニアに入団しました。そこで監督から捕手を務めるよう指示を受け、ポジションの得意分野を築くこととなりました。その後、東海大学付属第四高等学校に進学し、春の全道大会で優勝、夏にはベスト4に輝くなど、全国大会への足がかりを確立しました。卒業後は、東海大学に進学し、1年目から正捕手として活躍。彼は1学年上の菅野智之と共にバッテリーを組み、大学野球でも名を馳せました。2010年には世界大学野球選手権大会で日本代表として活躍し、リーグ通算49試合、打率.314の成績を残しました。

2012年のドラフトではオリックス・バファローズから3位で指名を受け、入団が決定。契約金6000万円、年俸1200万円で合意し、背番号は23に決まりました。

オリックス時代

プロ入り初年度の2013年には先発捕手として起用され、プロ初本塁打も記録。2014年は出場が少なかったものの、2015年には20試合に出場し、打率.273を記録しました。しかし、そのオフには左手の骨折や手術を経験しました。

2017年から2019年までの間に出場機会は限定的でしたが、2020年には復帰。その年は主に代打として活躍し、オリックスの勝利に貢献しました。2021年には91試合に出場し、リーグ2位の盗塁阻止率を記録。2022年にも日本シリーズで4試合出場し、チームの26年ぶりの日本一に貢献しました。

日本ハム時代

2022年11月、北海道日本ハムファイターズへの入団が発表された伏見は、同月24日に入団会見を行いました。2023年のオープン戦では打撃成績が低迷しながらも、開幕一軍を勝ち取ります。シーズンでは74試合でスタメン捕手として出場し、89試合に登場しましたが、打率は.201にとどまりました。

選手としての特徴

伏見はパンチ力があり、広角に打てる能力を備えた捕手で、バスターやエンドランなどのプレースタイルにも柔軟に対応できます。冷静なリードと素早いフットワークを持ち、スカウトからも高く評価されています。「TRY」という愛称で親しまれ、チームのムードメーカーとしても知られています。

人物背景

実は、彼の名前「寅威」は、父親が全国大会出場経験のあるラグビー選手であることに由来しています。ラグビーの「トライ」にかけた名付けとなっています。

結論

伏見寅威選手は、北海道日本ハムファイターズで捕手として活躍し続ける選手です。彼の打撃力、器用さ、そしてチームのムードを高める力は、今後も多くのファンを魅了し続けるでしょう。

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