佐々木俊尚

佐々木俊尚: 日本を代表するジャーナリスト・評論家

佐々木俊尚（ささき としなお、1961年12月5日生まれ）は、日本のジャーナリストおよび評論家として広く知られています。彼の妻はイラストレーターの松尾たいこ氏です。

経歴

佐々木は兵庫県西脇市で生まれ、1980年に愛知県立岡崎高等学校を卒業しました。その後、早稲田大学政治経済学部政治学科に入学するものの中退し、1988年に毎日新聞社に入社しました。警視庁捜査一課や遊軍を担当しながら、彼は殺人事件、海外でのテロ、コンピュータ犯罪など重大な案件を広く取材しました。

1999年10月にはアスキーに移籍し、『月刊アスキー』の編集部で活動を開始。しかし、2003年2月に退社した後はフリーランスとして活動。彼は多くのメディアや団体に関与しており、杉並区住基ネット調査会議委員、朝日新聞社総合研究本部客員研究員、成城大学文芸学部非常勤講師など、その活動範囲は多岐にわたります。また、情報ネットワーク法学会の会員や、経済産業省の情報大航海プロジェクト制度検討タスクフォース委員も務めています。さらに、東京大学大学院情報学環の「コミュニケーションダイナミクス」講座では特任研究員として携わっています。

佐々木は著書の中で『電子書籍の衝撃 - 本はいかに崩壊し、いかに復活するか？』により2010年度の大川出版賞を受賞しています。この書籍は電子書籍が出版業界にもたらした影響を詳しく分析しており、彼の専門性を強く示す一冊となっています。

人物

私生活においては、佐々木は海藻類（特にはわかめやもずく）を苦手としていますが、海苔や昆布は好んで食べるようです。2022年時点で彼は東京、長野県軽井沢町、福井県美浜町の三カ所を拠点として生活していましたが、2023年には福井県の拠点を敦賀市に移しました。

著作

佐々木は多くの書籍を執筆しています。その一部を以下に示します。

• - 『徹底追及個人情報流出事件』（2004年、秀和システム）
• - 『ヒルズな人たち－IT業界ビックリ紳士録』（2005年、小学館）
• - 『グーグルGoogle－既存のビジネスを破壊する』（2006年、文春新書）
• - 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』（2007年、扶桑社新書）
• - 『電子書籍の衝撃』（2010年、ディスカヴァー携書）
• - 『広く弱くつながって生きる』（2018年、幻冬舎新書）

これらの著作からも彼のITやメディアについての見解や分析力が伺えます。

メディア出演

佐々木俊尚は多くのメディアにも出演しており、以下のような番組でレギュラーやコメンテーターとして活躍しています。

• - FLAG7（フジテレビ）
• - 飯田浩司のOK! Cozy up!（ニッポン放送）
• - TIME LINE（TOKYO FM）

彼の鋭い視点と豊富な知識は、視聴者に新たな気づきを与え続けています。ジャーナリストとして、彼の影響力は今もなお強く、日本のメディアシーンに欠かせない存在です。

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