佐藤正尭

佐藤 正尭 (さとう まさたか)

佐藤正尭は、1996年4月16日生まれの元プロ野球選手で、愛知県津島市出身の捕手です。彼は右投右打の選手として知られ、野球人生の多くの部分を投手や捕手として過ごしました。

経歴

プロ入り前

佐藤は中学2年生のときに、津島市立藤浪中学校から高知県の明徳義塾中学校に転校しました。転校先では、軟式野球部のエース兼4番打者として活躍し、チームを四国大会優勝、さらに全国大会進出に導きました。それから愛知啓成高校に進学し、再び地元での野球に取り組みます。

高校時代には、投手と遊撃手としての役割を果たしつつ、在学中に合計44本塁打を記録しました。特に3年生の時には春季県大会を制覇し、その後東海大会に進出するも準決勝で敗退。しかし、夏の甲子園には高蔵寺高校に完封負けを喫し、希望していた全国大会への道は途絶えました。

その後、北海道日本ハムファイターズのスカウトからの推薦を受け、2014年にプロ野球ドラフト会議で9巡目で指名を受け、愛知啓成高校出身プロ野球選手としては2人目の存在となりました。

日本ハム時代

佐藤は2015年、イースタン・リーグ公式戦に出場し、56試合に出場。捕手としては20試合、一塁手として21試合、三塁手として3試合を守るなど、様々なポジションを経験しました。その中で、特に印象的だったのは埼玉西武ライオンズ戦でプロ初本塁打を記録した試合です。この試合では、満塁本塁打を放ち、チームの勝利に貢献しましたが、このシーズンの本塁打はこの一発のみで、全体の成績は打率.156、8打点にとどまりました。

シーズン終了後、佐藤は一軍での出場がないまま、10月23日に北海道日本ハムファイターズから戦力外通告を受けました。

日本ハム退団後

退団後の2015年11月14日には独立リーグの四国アイランドリーグplusの関西トライアウトに参加し、テストには合格しましたが、ドラフト会議での指名は実現しませんでした。2016年には、履正社医療スポーツ専門学校の野球コースに入学し、学業とスポーツの両立を図りながらプレーを続けました。しかし、同年11月からは愛知県の和合病院に就職し、そこで軟式野球部に加入しました。

選手としての特徴・人物

佐藤は高校時代に投手として最速145km/hのストレートを投げ、遠投では120メートルを記録するなど、その身体能力は非常に優れていました。捕手のポジションを日本ハムで指名された際には、強い身体と入団テストでの強肩が評価されたと言います。

また、彼は捕手としての経験は少なかったものの、強いメンタリティと野球に対する真摯な取り組みはスカウトから高く評価されていました。将来のプロ野球選手としての可能性を感じさせる選手でしたが、結果的にはプロの舞台で思うような活躍は叶いませんでした。

詳細情報

• - 一軍公式戦出場なし
• - 背番号: 69 （2015年）

脚注

• - 愛知県出身の人物一覧
• - 北海道日本ハムファイターズの選手一覧

外部リンク

• - 選手の各国通算成績
• - 佐藤正尭のX（旧Twitter）

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