佐野海舟

佐野海舟（さの かいしゅう）

佐野海舟は2000年12月30日生まれのプロサッカー選手で、岡山県津山市出身です。彼はドイツのブンデスリーガに所属する1.FSVマインツ05で活躍するミッドフィールダーとして知られています。元日本代表でもあり、サッカー一家で育った彼のプレースタイルは多くのファンから支持されています。実弟の航大もプロ選手で、エールディヴィジのNECナイメヘンでプレーしています。

来歴

プロ入り前

佐野はFCヴィパルテでサッカーを始めた後、米子北高等学校に進学しました。高校時代には1年生からレギュラーを務め、3年間連続して全国高校総体と全国高校サッカー選手権に出場する実績を残しました。

FC町田ゼルビア

2019年、佐野はFC町田ゼルビアに加入しました。プロデビューは同年5月5日の水戸ホーリーホック戦で、途中出場から迎えました。2020年にはプロ初ゴールを決めるなど、徐々に頭角を現し、2022年にはJ2リーグで平均90分あたり20回のボール奪取回数を記録し、リーグ1位を達成しました。

鹿島アントラーズ

2023年には鹿島アントラーズに完全移籍し、加入早々にレギュラーの座を確保。リーグ戦27試合に出場し、JPFAアワードのJ1ベストイレブンに選出されるなど、素晴らしいシーズンを送りました。2024年も引き続きボランチとして活躍し、7月までに20試合に出場しました。

1.FSVマインツ05

2024年7月3日、佐野は1.FSVマインツ05に完全移籍することが発表されました。最初は7月21日に合流予定でしたが、その後の不祥事の影響で、実際の合流は8月1日にずれ込みました。

日本代表

佐野は2023年11月に、2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選に参加する日本代表に追加招集され、11月16日のミャンマー戦で初出場を果たしました。2024年にはAFCアジアカップにも名を連ね、多くの期待が寄せられています。

人物・エピソード

彼の名前「海舟」は、父親が好きだった勝海舟に由来しています。理想の選手としてエンゴロ・カンテを挙げる一方、日本の選手では遠藤航や守田英正を尊敬しています。子供の頃は下駄で走ることが多く、皮膚が固くなる一方で指の長さは特異です。

プレースタイル

主に守備的ミッドフィールダーとしてプレーしており、時にはサイドバックやセンターバックとしても起用されます。ボール奪取が得意で、相手の攻撃を阻止する際の判断力が高く、フィジカルにも優れています。彼がボールを回収し、攻撃へと繋げるスタイルは「佐野回収」と呼ばれることもあり、ダイナモ選手としての評価も高いです。

不祥事

2024年の夏、佐野は不祥事に関与し逮捕される事態に。これにより、プロ選手としてのキャリアに大きな影響が及びましたが、その後、不起訴処分となる結果に。多くのファンや関係者に謝罪の陳謝を行い、信頼回復に努める姿勢を示しました。

所属クラブ履歴

• - FCヴィパルテU-12（津山市立鶴山小学校）
• - FCヴィパルテU-15（津山市立中道中学校）
• - 米子北高等学校
• - 2019年 - 2022年: FC町田ゼルビア
• - 2023年 - 2024年7月: 鹿島アントラーズ
• - 2024年7月 - 現在: 1.FSVマインツ05

個人成績

• - JPFAアワード ベストイレブン: 2023年

代表歴

• - A代表初出場: 2023年11月16日対ミャンマー
• - 出場大会: 2023年 - 2026 FIFAワールドカップ・アジア2次予選、2024年 - AFCアジアカップ
• - 試合数: 国際Aマッチ 4試合 0得点（2023年 - 現在）

佐野海舟選手の今後の活躍にもますます注目が集まります。

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