倉義和

倉義和について

倉義和（くら よしかず、1975年7月27日生まれ）は、京都府京都市山科区出身の元プロ野球選手で、主に捕手として活躍しました。右投右打の彼は、広島東洋カープにて数年間の選手生活を経て、現在は二軍バッテリーコーチとして若手選手の指導に励んでいます。

プロ入り前の足跡

倉は京都成章高校時代に大会に出場し、大家友和と共に成功を収めました。その後、京都産業大学に進学し、関西六大学リーグで77試合に出場。打率.256、5本塁打、33打点と成績を残し、春季リーグではベストナインにも選ばれました。

1997年のプロ野球ドラフトでは広島東洋カープから5位指名を受け、契約金5000万円で入団。背番号は40に決定しました。

広島時代のキャリア

倉は1998年に一軍デビューを果たします。初打席では併殺打となるも、翌打席で初安打を記録し、チームに勝利をもたらしました。しかし、この年は6試合の出場に留まりました。

1999年から数シーズンにわたり、倉は一軍で数十試合に出場するものの、なかなか定着できずにいました。2004年は一軍初本塁打を打つなど活躍し、24試合に出場。2005年には正捕手として開幕戦にスタメン出場し、109試合に出場するなどキャリアのピークを迎えます。特に、黒田博樹とのバッテリーは相性が良く、長期間にわたり組んでいました。

2006年、2007年には成績に波がありましたが、好不調の波を乗り越え、2007年には打率.274、7本塁打を記録するなど一定の成果を上げました。2008年以降も出場機会は続きましたが、時には競争が激化し、打撃面での不振に悩む時期もありました。

引退とその後

2016年には現役を引退し、その後二軍バッテリーコーチに就任。選手生活を通じて蓄えた知識や経験を後進に伝える役割を果たしています。倉は選手時代の苦労を活かし、選手たちに心強い支えとなることでしょう。

倉義和の人柄

選手としての倉は強肩とリード力を誇る捕手として知られ、ライバルの石原慶幸とは競い合う仲でありながら、オフには共に食事をする友情も育まれました。チームの向上を常に考えており、選手たちの成長にも尽力しています。

このように、倉義和は選手としての成功だけでなく、コーチとしても多くの人々に影響を与える存在となっています。

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