児玉亮涼

児玉亮涼（こだま りょうすけ）選手

プロフィール

児玉亮涼は1998年7月10日に熊本県玉名郡玉東町に生まれ、現在は埼玉西武ライオンズの内野手として活躍しています。右投げ右打ちの選手で、身長166cmと小柄ながら、俊敏な動きと確実な守備力で知られています。特に、50メートルを5秒9で走る脚力は目を見張るものがあります。

経歴

プロ入り前

児玉選手は、玉東町立山北小学校1年生の時に玉東少年野球クラブで野球を始めました。幼い頃から野球に情熱を注ぎ、祖父や父と共に練習に打ち込む日々を送りました。5年生の時には投手兼遊撃手として県大会での優勝を経験しました。その後、玉東町立玉東中学校時代には熊本北部リトルシニアに所属し、2年生の時には全国大会に出場しました。

文徳高等学校では1年生から遊撃手のレギュラーとして戦い、3年生時には主将を務めましたが、甲子園出場は果たせず、最高成績は熊本県大会ベスト4でした。彼の2学年後輩にはプロ選手の萩尾匡也がいます。高校卒業後は九州産業大学に進学し、2年生の春にはリーグ戦でレギュラーに選ばれました。大学では春の選手権での活躍をきっかけに、日本代表にも選出され、日米大学野球選手権大会などで優勝を経験することとなります。

大学卒業後

プロ選手を目指していたものの、まだ打撃面に課題が残ると感じ、プロ志望届の提出を見送りました。卒業後は社会人野球の名門である大阪ガスに入社し、1年目から遊撃手としてレギュラーを務めました。社会人野球日本選手権大会では優勝に貢献し、優秀選手にも選出されました。

プロ入り

2022年のプロ野球ドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから6位指名を受け、契約金3000万円、年俸1000万円（いずれも推定）で合意しました。背番号は0に決まりました。彼の担当スカウトは後藤光貴氏です。

西武での活躍

2023年シーズンは開幕を一軍で迎え、3月31日のオリックス・バファローズ戦で代走としてプロデビューを果たしました。源田壮亮選手の骨折により、遊撃手のレギュラーとして活躍し、4月4日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では初安打と初打点を記録しました。シーズンを通じて、56試合に出場し、打撃では打率.221と課題も残りましたが、経験を重ねる中で成長が期待されます。

選手としての特徴

児玉選手のプレースタイルは、敏捷性と守備の堅実さが特徴です。目標とする選手は元プロ選手の井端弘和で、そのプレーに強く影響を受けているとのことです。今後の活躍に大いに期待が寄せられています。

終わりに

成長途上の若手選手として、児玉亮涼選手のプレーは今後も注目されることでしょう。彼のさらなる成長と活躍を期待しています。

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