全国オートバイ協同組合連合会

全国オートバイ協同組合連合会（AJ）について

全国オートバイ協同組合連合会、略してAJは、1992年に設立され、2004年には法人化されました。この連合会は、日本国内のオートバイ販売店などの中小企業を対象とした協同組合であり、内閣総理大臣の認可を受けて活動しています。所在地は東京都港区赤坂の内田ビル2階で、現在の会長は大村直幸氏です。

目的と活動内容

AJの主な役割は、オートバイ業界の健全な発展を促すことにあります。そのために、以下のようなさまざまな事業を展開しています。

1. 関係団体との連携
AJは、関係する行政機関やその他の団体と協力し、オートバイ業界全体の利害調整を行います。

2. 公正競争規約の普及
二輪車に関する公正競争規約を広め、その遵守を指導する活動を行っています。

3. 古物管理者講習会
古物商に対しての研修を実施し、適切な古物管理を促進します。

4. 二輪品質評価者制度の推進
製品の品質向上を目指し、評価者を育成し、制度を広めています。

5. 廃棄二輪車のリサイクル
使用されなくなったオートバイの環境配慮型リサイクルに関与し、持続可能な社会作りに貢献します。

6. 小売店の組織化援助
全国の二輪車小売店の組織化を支援し、業界の強化を目指します。特に新規参入企業に対してのサポートが重要です。

7. 情報発信
「AJ-NEWS」というニュースレターを発行し、業界の情報や関連ニュースを会員と共有しています。

8. 二輪ETCの推進
通行料金の支払いをスムーズにするためのETCシステムの普及を図っています。

9. 定期点検整備制度の推進
定期的な点検・整備を促進し、オートバイの安全性向上に寄与します。

10. オートバイ議員連盟との協力
二輪車に関係する議員との連携を深め、政策提言を行います。

会員組織

AJには、日本各地のオートバイ事業協同組合が参加しています。具体的には、北海道から沖縄までの多くの県や地域にわたる協同組合が加盟し、地域ごとの特性を活かしながら連携を強めています。これにより、全国的な支援体制が構築されているのです。

準会員

また、和歌山県オートバイ協議会のように、準会員として参加している団体もあり、より多くの企業が強力なネットワークを形成しています。

関連団体

AJは、さまざまな関連団体とも連携を図っています。日本自動車工業会や全国軽自動車協会連合会など、自動車関連の業界団体とも協力し、業界全体の底上げを目指しています。また、オートバイの安全や品質を向上させるため、日本二輪車普及安全協会や全国二輪車用品連合会とのつながりも重要です。

まとめ

全国オートバイ協同組合連合会（AJ）は、オートバイ販売店を支援し、業界の健全な発展に寄与するため、様々な活動を行っています。公正な競争環境の整備や品質评价、リサイクルの推進など、多岐にわたる取り組みを通じて、オートバイ業界の未来を切り開いていく重要な存在であると言えるでしょう。

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