全国軽自動車協会連合会

一般社団法人全国軽自動車協会連合会 (JAva)：日本の軽自動車業界を支える団体

一般社団法人全国軽自動車協会連合会（Japan Mini Vehicle Association、以下JAva）は、日本の軽自動車業界を代表する業界団体です。1967年1月に設立され、軽自動車の製造・販売に関わる企業や団体が会員として参加しています。東京都港区芝大門に事務局を置いており、軽自動車の普及促進、安全性の向上、公害対策など、幅広い活動を展開しています。

JAvaの活動内容

JAvaの活動は、大きく分けて以下の３つに分類されます。

1. 軽自動車の普及促進: 軽自動車の魅力を広く伝えるための広報活動や、政策提言を通じて、軽自動車の市場拡大を目指しています。日本の自動車文化において軽自動車が果たす役割を認識させ、ユーザーニーズに応えるための活動を積極的に行っています。

2. 安全性の向上: 軽自動車の安全性向上に向けた取り組みを推進しています。安全技術の開発や普及促進、安全運転教育などを通して、交通事故の削減に貢献することを目指しています。安全に関する情報提供、啓発活動にも力を入れています。

3. 公害対策: 排気ガス規制など環境問題への対応に積極的に取り組んでいます。環境に優しい軽自動車の開発や普及促進を通じて、大気汚染の低減に貢献しています。環境保全に関する情報発信や、関連団体との連携強化も重要な活動です。

組織体制と会員

JAvaは、全国各地の都道府県軽自動車協会、主要な軽自動車販売店会、そして軽自動車を製造するメーカーなど、幅広い会員から構成されています。会員数は多数にのぼり、日本の軽自動車業界を網羅する組織となっています。

具体的には、以下の様な会員がJAvaに所属しています。

都道府県軽自動車協会: 全国各地の都道府県に設置されている軽自動車協会が会員として参加。地方の事情に則した活動を展開することで、JAva全体の活動を支えています。
販売店会: スズキ、ダイハツ、三菱、スバル、ホンダ、マツダ、日産、トヨタなど、主要な軽自動車販売会社の協会が会員として名を連ねています。販売網を介してユーザーへ情報を届ける重要な役割を担っています。
* 製造業者: スズキ、ダイハツ工業、三菱自動車工業、SUBARU、本田技研工業、マツダ、日産自動車、トヨタ自動車といった、軽自動車を製造するメーカーが会員となっています。技術開発や生産面から軽自動車業界を支えています。

軽2輪の移管と軽4輪専業化

2019年7月、JAvaは電算システムの変更に伴い、軽自動車の登録手続きにおける業務内容を変更しました。それまでは、軽自動車（軽4輪）と軽二輪（排気量126cm3以上250cm3以下）両方の登録手続きを担っていましたが、軽二輪の手続き窓口は全国の運輸局及び運輸支局に移管されました。これにより、JAvaは軽4輪の登録手続きに特化し、より専門性の高いサービス提供を行う体制となりました。

まとめ

JAvaは、日本の軽自動車業界の発展に欠かせない重要な役割を担う業界団体です。普及促進、安全、環境問題への取り組みなど、多岐にわたる活動を展開し、日本の自動車社会に貢献しています。今後も、軽自動車を取り巻く環境の変化に対応しながら、業界の活性化と発展に貢献していくことが期待されます。

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