全国共済農業協同組合連合会

全国共済農業協同組合連合会（JA共済連）について

全国共済農業協同組合連合会、通称JA共済連は、日本全国の農業協同組合によって構成される保険機関です。JA共済連は、生と損の両方をカバーする事業を行っており、その目的は組合員や利用者に対して信頼できる保険サービスを提供することにあります。農業協同組合法に基づいて運営され、グループ全体で共済事業を推進しています。

経営理念

JA共済連は「相互扶助」という理念を事業活動の中心に据え、組合員や利用者の期待に応える形で「安心」と「満足」を提供しています。具体的には、生活に必要な「ひと、いえ、くるま」の総合保障を通じて、組合員と利用者の豊かな生活の実現を目指しています。地域社会の安心と豊かさを向上させるため、積極的にさまざまな事業に取り組んでいます。

ロゴマークの意味

JA共済連のロゴマークには、大きな三角形が自然を、小さな三角形が人間を象徴し、左端の円が実りや人の和を表しています。また、緑色は成長と自然環境を示しており、「JA」という言葉は日本の農業協同組合を指します。このロゴマークは、1973年に利用したデザインから変遷を経て現在の形に至りました。

沿革

JA共済連は1948年に北海道で農協共済事業を開始し、1951年には全国共済農業協同組合連合会として正式に設立されました。その後、46都道府県での共済連合会設立や厚木センターの開設、沖縄県の共済連設立などを経て、2000年には47都道府県の共済連と全共連が統合されました。近年では、経営管理委員会制度の導入や共栄火災の子会社化など、組織の強化や運営の効率化が進められています。

組織と役割

JA共済連の組織は、全国本部を中心に、川崎、大阪、石岡、幕張の各センター、さらには各都道府県本部に分かれています。また、ロンドンやニューヨークに現地法人を有し、国際的な取り組みも行っています。JA共済は農業協同組合と共に、終身共済や医療共済、年金共済など広範な保障を提供しています。

規模（2016年3月31日現在）

JA共済連は、出資金が約7,567億円、総資産は約55兆円を誇っています。職員数は6,084名、運用資産は53兆円を超えており、その規模は非常に大きいものです。年間の受入共済掛金は約5兆9,367億円であり、生命共済や自動車共済など、様々な共済サービスが利用されています。

広告とメディア

JA共済連は、仲間由紀恵や浜辺美波、Mr.リスクといった多くの著名人をCMキャラクターとして起用しており、テレビやラジオなど様々なメディアで情報を発信しています。テレビ朝日系列や日本テレビ系列をはじめ、地元のテレビ局の番組にも協力しており、地域との連携も強化しています。

関連会社

また、JA共済連は、共栄火災海上保険やJA共済ビジネスサポートなどの関連会社も多数持ち、保険業務をより充実させる取り組みを進めています。農業や地域社会に密着し、持続可能な発展を目指すJA共済連の活動は、今後も注目され続けることでしょう。

もう一度検索