全国知事会について
全国知事会は、
地方自治法第263条の3に基づいて設立された、
都道府県知事による全国的な連合組織です。この組織は、地方自治体の行政や財政に関する意見を取りまとめ、国に対して要望や政策を提言することを主な目的としています。
略称として「NGA(National Governors' Association)」が用いられています。全国知事会は、全国都道府県議会議長会、全国市長会、全国市議会議長会、全国町村会、全国町村議会議長会と共に、地方自治の確立を目指すための協議会を構成しています。
沿革
全国知事会の前身は、
1947年10月1日に設立された「全国地方自治協議会連合会」です。その後、
1950年10月11日に現在の名称に変わりました。これにより、知事たちは全国規模で連携し、地域の課題に対処するための取り組みを強化しました。
地域ブロック
全国知事会は、地域を大きく分けてブロックごとに活動しています。一部地域では、境界に位置する県が複数のブロックに参加しているため、柔軟な連携が可能です。以下が主なブロックの一覧です:
歴代会長
全国知事会の会長は、基本的に2年で任期が設定されており、2003年からは5人の知事の推薦を受けた候補者が選挙によって選出されています。これは、地域のリーダーシップを強化するための重要な制度とされています。
事務局の所在地
事務局は
東京都千代田区平河町にある都道府県会館内に設置されています。この所在地は、全国の知事たちが集まり、政策や方針について議論する場としても重要です。
会議の実施
全国知事会は年2回、7月と12月に会議を開催しています。これに加え、正副会長会議も定期的に行われ、さまざまな議題について意見交換が行われています。
関連項目
全国知事会は、地方自治の重要な組織としての役割を担っており、官選知事時代に設立された「地方官会議」や、指定都市市長会、中核市市長会、全国市長会、全国町村会など、さまざまな関連団体と連携しています。また、アメリカの全米知事協会や、韓国の全国市道知事協議会も、同様の目的を持った組織として参考にされています。
公式ウェブサイトでは、全国知事会の活動や最新情報が発信されていますので、ぜひご覧ください。