全国銀行協会

全国銀行協会（全銀協）について

全国銀行協会（ぜんこくぎんこうきょうかい、英: Japanese Bankers Association）は、日本全国の銀行に関する業務を行う一般社団法人であり、正会員及び準会員を持つ構成をしています。日本の銀行制度の健全なる発展を推進し、経済成長や国民の生活の向上に寄与することを主な目的に活動しています。

1. 活動内容

全銀協は以下のような主要な業務に取り組んでいます。

1.1 適正な消費者取引の推進

顧客に対する公正で適正な取引を促進するための方針を策定し、銀行業界全体でのコンプライアンスへ取り組んでいます。

1.2 社会貢献とコンプライアンスの推進

銀行が社会に対して果たす責任を重視し、環境問題や地域社会への貢献を実践しています。また、業界全体の法令遵守を強化するための活動も行っています。

1.3 決済システムの企画・運営

国民生活の基盤となる決済システムを開発・運営し、その利便性向上に寄与しています。

1.4 銀行業務の進行促進

銀行業務の円滑化のために意見や提言を行い、業界の健全な発展を支援しています。

2. 会員構成

全銀協には、都市銀行や地方銀行、信託銀行などが参加しています。具体的には、ほとんど全ての都市銀行やリテール系信託銀行、さらには第二地方銀行が正会員として名を連ねています。準会員としては、特に新しい形態の銀行や外国銀行なども含まれており、セブン銀行など一部は正会員ではありません。

また、具体的なメンバーとしては、みずほフィナンシャルグループ（みずほFG）、三菱UFJフィナンシャル・グループ (MUFG)、三井住友トラスト・ホールディングスなどの銀行持株会社会員が含まれています。

3. 沿革

全国銀行協会は、以下のように歴史を歩んできました。

• - 1945年：全国銀行協会連合会が設立。
• - 1973年：全国銀行データ通信システムが稼働。
• - 1999年：全国銀行協会連合会が改組され、全国銀行協会が発足。
• - 2010年：資金決済ネットワークがスタート。
• - 2021年：新会館で業務が開始されました。

4. 歴代会長

全国銀行協会の歴代会長は、正会員である各銀行の頭取が就任することが多く、それぞれの年度で重責を担ってきました。特に、一般社団法人へ移行した2011年度以降も、著名な金融機関の幹部が会長に名を連ねています。これにより、協会の運営と指針の策定が行われています。

5. 特別な取り組み

全銀協は、地域の金融機関や他の金融機関と連携を図り、国民へのサービス向上に努めています。これにより、日本全体の経済基盤を強化する役割を果たしています。

6. まとめ

全国銀行協会は、日本の銀行制度を支え、経済の発展を促すための重要な機関です。公開された情報を基に、銀行業界全体の健全性、信頼性を保証し、国民の生活向上に寄与し続けています。

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