八戸市立南郷図書館

八戸市立南郷図書館は、青森県八戸市南郷地区に位置する図書館です。旧南郷村立図書館として2005年2月1日に開館し、同年3月31日の八戸市との合併に伴い、現在の八戸市立南郷図書館となりました。

合併後も、長らく指定管理者制度導入以前は南郷区地域情報センター内の施設として位置づけられていたため、八戸市立図書館とは独立した運営を行っていました。これは、八戸市中心部から離れた南郷地区の地域特性に配慮したもので、地域住民のニーズに合わせたサービスを提供することを目的としていました。

南郷地区はジャズが盛んな地域として知られており、南郷図書館もその地域性を反映し、ジャズに関する資料を豊富に揃えた専門コーナーを設けています。音楽好きにはたまらない空間となっており、貴重なレコードや楽譜などを閲覧することができます。また、複数の読書室を備え、利用者はそれぞれの目的に合わせて静かに読書や学習に集中できる環境が提供されています。

2009年4月からは指定管理者制度が導入され、現在は株式会社図書館流通センターが管理・運営を行っています。これにより、サービスの質が向上し、開館時間の延長やイベントの開催など、より利用しやすい図書館へと進化を遂げています。以前は休館日だった月曜日も開館日となり、利便性が向上しました。

アクセスは、八戸自動車道南郷インターチェンジから車で約2分、八戸市南郷文化ホールの隣という便利な立地です。公共交通機関を利用する場合は、JR八戸線の本八戸駅または八戸中心街ターミナルから南部バスに乗車し、「道の駅なんごう」バス停（道の駅非経由便では「南郷事務所前」バス停）で下車します。

八戸市立南郷図書館は、地域に根ざした図書館として、ジャズ音楽の普及や地域文化の振興に貢献するとともに、市民の学習機会の提供や読書活動の推進に力を入れています。近隣には道の駅なんごうや南郷文化ホールなどの施設もあり、文化的な交流拠点としての役割も担っています。

関連施設
八戸市立図書館
道の駅なんごう
* 八戸市南郷文化ホール

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