六丁の目駅

仙台市地下鉄東西線 六丁の目駅：利便性と歴史を巡る探訪

宮城県仙台市若林区に位置する六丁の目駅は、仙台市地下鉄東西線沿線にあり、駅番号はT12です。2015年12月6日に開業した比較的新しい駅で、令和7年3月31日までは副駅名として「サンピア仙台前」の名称も用いられていました。駅周辺は、工業団地と住宅地が混在するエリアです。

六丁の目駅の概要と歴史

六丁の目駅の計画は2000年（平成12年）10月に駅名（仮称）の公表から始まり、2006年（平成18年）に着工、2013年（平成25年）12月24日に駅名が正式に発表されました。開業当初は一日平均4,272人の利用を見込んでいましたが、2022年度（令和4年度）の1日平均乗車人員は3,920人でした。

駅は、県道23号仙台塩釜線と都市計画道路清水小路多賀城線の交差部（六丁の目西町交差点）地下3階に位置しています。ホームは地下3階にあり、南1、北1の2つの出口が設けられています。南1出口からは六丁の目元町、六丁の目南町、伊在方面へ、北1出口からは六丁の目中町、六丁の目西町方面へアクセス可能です。

駅周辺の施設

六丁の目駅周辺には、生活に便利な施設が数多く立地しています。

医療機関: 仙台整形外科病院
金融機関: 七十七銀行六丁目支店
商業施設: フレスポ六丁の目、しまむら六丁の目店、フレスポ六丁の目南町、ヨークベニマル六丁の目店
スポーツ: サンピアスポーツクラブ仙台
教育機関: 仙台市立蒲町中学校、仙台市立荒井小学校、葵会仙台看護専門学校
宿泊: ホテルルートイン仙台東（徒歩8分）
コンビニ: セブン-イレブン仙台六丁の目駅前店（駅目前）
カフェ: スターバックスコーヒー仙台六丁の目店（徒歩4〜5分）

駅名と地名の由来

駅名は、周辺の地名「六丁の目」に由来しています。この地名は、かつてこの地域に存在した「六字の銘」と呼ばれる石碑に由来すると伝えられています。「六字の銘」とは、一遍が記したとされる「南無阿弥陀佛」の文字が左右反転して刻まれた石碑で、これが訛って「六丁の目」と呼ばれるようになったといわれています。「六丁目」という表記も用いられることがあります。

バス路線と乗り継ぎ

六丁の目駅の開業に伴い、仙台市交通局（仙台市営バス）は産業道路沿いのバス停を再編しました。「六丁の目西町」「白山工業団地」「六丁の目中町」のバス停は廃止され、「六丁の目南町」バス停は移転しました。そのため、仙台市営バスと地下鉄東西線の乗り継ぎは、荒井駅や薬師堂駅で行うのが便利です。高速バスに関しては、駅近くに「六丁の目駅 停留所」があり、ミヤコーバス仙台 - 石巻線などが利用可能です。

隣の駅

六丁の目駅の隣の駅は、西側が卸町駅、東側が荒井駅です。

まとめ

六丁の目駅は、周辺地域の発展に貢献する重要な交通拠点です。駅周辺の利便性と、歴史にまつわる興味深いエピソードを併せ持つ、仙台市を代表する駅のひとつと言えるでしょう。今後ますますの利用者増加と、地域社会への貢献が期待されます。

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