六甲北有料道路

六甲北有料道路について

六甲北有料道路は、神戸市北区の唐櫃を起点とし、同じく神戸市北区の長尾町上津を終点とする全長13.0kmの有料道路です。この道路は、神戸市道路公社によって管理されており、神戸市中心部と三田市、さらには神戸三田国際公園都市を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

六甲北有料道路は、中国自動車道、山陽自動車道、阪神高速道路と接続しており、兵庫県内の主要高速道路ネットワークにおけるハブとしての機能を果たしています。自動車専用[[道路]]ではありませんが、歩行者、自転車、原動機付[[自転車]]の通行は禁止されています。また、全線でETCが利用可能となっており、料金所でのスムーズな通過が可能です。

柳谷JCTから大沢IC間は4車線、それ以外の区間は2車線で構成されています。特に、神戸北ICから大沢IC間（約1km）は、神戸三田プレミアム・アウトレットへのアクセスが集中するため、かつては休日を中心に渋滞が発生していました。この問題を解消するため、2016年度から4車線化工事が行われ、2019年3月29日に4車線化が完了しました。

全線が兵庫県道95号灘三田線に認定されており、地域高規格[[道路]]の計画路線にも指定されている区間（柳谷ランプ以北）があります。この道路は「北神バイパス」とも呼ばれています。

路線データ

陸上距離: 13.0km（4車線区間6.3kmを含む）
起点: 神戸市北区有野町唐櫃
終点: 神戸市北区長尾町上津
車線数: 2車線/4車線
幅員: 8.0m（4車線区間16.25m）
料金徴収期間: 2038年7月2日まで

沿革

六甲北有料道路は、以下の歴史を経て現在の形に至っています。

1974年（昭和49年）：兵庫県道542号唐櫃三田線として認定。
1977年（昭和52年）1月19日：一期区間（唐櫃 - 吉尾）着工。
1983年（昭和58年）5月26日：一期区間（唐櫃 - 吉尾）が開通。
1984年（昭和59年）12月5日：二期区間（吉尾 - 上津）着工。
1990年（平成2年）4月16日：二期区間（吉尾 - 上津）が開通。
1994年（平成6年）4月1日：兵庫県道95号灘三田線となる。
2002年（平成14年）6月1日：六甲有料道路との料金プール制を導入。
2003年（平成15年）2月20日：柳谷料金所でETCサービスを開始。
2004年（平成16年）3月24日：全料金所でETCサービスを開始。
2018年（平成30年）：
7月5日：平成30年7月豪雨により法面崩壊が発生。長尾ランプ - 神戸三田IC間1.8kmが通行止めとなる。
10月15日：同区間南行きの通行止め解除。
11月15日：同区間北行きの通行止め解除。
2019年（平成31年）3月29日：神戸北IC - 大沢IC間1.1kmが4車線化。

インターチェンジなど

この道路には、以下のインターチェンジやジャンクションがあります。

柳谷JCT（阪神高速7号北神戸線接続）
長尾ランプ
神戸北IC
大沢IC

通行料金

通行料金は、以下の5ヶ所の料金所で徴収されます（2022年4月1日現在）。料金所を通過しない吉尾 - 神戸北間のみの利用は無料です。なお、山陽道の料金は別途必要となります。柳谷JCTで六甲北有料道路から阪神高速7号北神戸線に乗り継ぐ場合は、柳谷料金所で阪神高速の通行料金も合わせて徴収されます。

沿線施設

六甲北有料道路の沿線には、以下のような施設があります。

神戸三田国際公園都市
道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢
神戸三田プレミアム・アウトレット
めんたいパーク神戸三田

関連情報

この道路に関するより詳しい情報は、以下のリンクをご参照ください。

神戸市道路公社

関連事項
近畿地方の[[道路一覧]]
地域高規格[[道路]]一覧
日本の一般有料[[道路一覧]]

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