内村賢介

内村賢介のプロフィール

内村賢介（うちむら けんすけ、1986年3月17日生まれ）は、東京都大田区出身の元プロ野球選手で、内野手および外野手として活躍しました。彼は右投両打で、愛称は「うっちー」と呼ばれています。

アマチュア時代

幼少期から野球に親しみ、1年生から活動を始めましたが、4番を打った経験はありません。中学時代は硬式野球チームの大田シニアに所属し、投手としてもプレーしました。しかし、中学最後の夏には運動会の練習で骨折し、全国大会予選に出場できませんでした。高校では山梨学院大付属に進学し、走力と守備力を武器に活躍しましたが、甲子園出場は果たせませんでした。

JFE西日本時代

アマチュアを経て、JFE西日本に加入。社会人野球日本選手権大会で優勝経験があるものの、自身の出場機会は限られていました。スイッチヒッターに転向しようと試みるも失敗し、精神的に落ち込む時期を経て退社しました。退社後はフリーターとして過ごし、次のステップを模索しました。

BCリーグ・石川時代

東京へ戻った後、中学時代の監督にBCリーグのトライアウトを勧められ、石川ミリオンスターズに入団。監督の指導により打撃に磨きをかけ、リーグ初の盗塁王に輝くなどの活躍をしました。その才能が認められ、2007年の育成ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受けました。

楽天時代

2008年にプロ入りし、次第に一軍に定着します。俊足を生かしたプレースタイルが評価され、シーズン終盤には打率.304を記録しました。2011年にはプロ初本塁打をランニングホームランで打ち、話題となりました。

DeNA移籍後

2012年、横浜DeNAベイスターズにトレード移籍しましたが、打撃面での不振が続き、出場機会が限られました。2014年にはわずか4試合の出場に終わり、2015年は代走や守備固め要員として活躍しましたが、打撃成績は冴えませんでした。

引退後の活動

2016年には戦力外通告を受け、クラブチームに所属しながらトライアウトにも参加。その後、トレーニング事業の会社に就職し、新たな道を歩んでいます。

特徴と記録

身長163cmで、2016年時点ではリーグで最も背の低い選手の一人でした。俊足を活かし、内野安打を多く記録するなど独自のプレースタイルを確立していました。スイッチヒッターとしても他選手と競り合いながら活躍した彼の実績は、NPBでの活動でも高く評価されています。主な成績や記録には、初安打、初盗塁、初本塁打などが含まれ、多くのファンの記憶に残る選手として知られています。

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