加油

米米CLUBの3枚目のシングル「加油 (GAYU)」は、1986年7月21日にCBS/SONYからリリースされました。この楽曲は、前作からわずか3ヶ月という短い期間で発売され、OVA『恐怖のバイオ人間 最終教師』の主題歌として採用されたことで知られています。さらに、1997年にはOVA『厄災仔寵』のイメージソングとしても使用されました。

「加油」とは、中国語で「頑張れ」という意味の言葉です。楽曲タイトルにもなっている「GAYU」という読み方は、台湾語に由来しています。このタイトルからもわかるように、楽曲にはエネルギッシュで前向きなメッセージが込められています。

本作は、米米CLUBにとって初の12インチシングルとシングルカセットの2形態でのリリースとなりました。当時、これらの形態は音楽ファンにとって新しい選択肢を提供し、米米CLUBの楽曲をより多様な形で楽しむことができるようになりました。しかし、同年にリリースされたアルバム『E・B・I・S』には収録されず、翌年に発売されたベストアルバム『SINGLES』で初めて、収録曲3曲全てがアルバムに収録されました。

ジャケットのデザインは、メンバーのカールスモーキー石井が担当しました。彼の独特な世界観が表現されたジャケットは、楽曲の魅力をさらに引き立てています。

収録曲は以下の通りです。

1. 加油 (GAYU)
2. ヴィーナス
3. グラデーション・グラス

これらの楽曲は、いずれも米米CLUBのメンバーによって作詞・作曲・編曲が手掛けられています。

「加油 (GAYU)」は、以下のアルバムに収録されています。

SINGLES (#5)
HARVEST SINGLES 1985-1992 (#3)

「ヴィーナス」は以下のアルバムに収録されています。

SINGLES (#4)

「グラデーション・グラス」は以下のアルバムに収録されています。

SINGLES (#3)

「加油 (GAYU)」は、米米CLUBの初期の作品でありながら、彼らの音楽的な多様性と表現力の高さを示す重要な楽曲の一つと言えるでしょう。エネルギッシュなサウンドと前向きなメッセージは、現在でも多くのファンを魅了し続けています。

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