北とぴあ

北とぴあ：東京都北区の文化複合施設

北とぴあは、東京都北区に位置する大型の文化複合施設です。1990年9月17日にオープンし、当時は北区で最も高い建物として注目されました。この施設の主な目的は、地域の産業の発展と区民の文化水準の向上を図ることです。場所は、王子駅の東側に広がる貨物駅の跡地に建設されています。

施設の構造は、最高17階までの高さを持ち、最上階には展望ロビーがあります。この展望ロビーからは、周囲の地域の美しい景観を楽しむことができます。

主な施設

北とぴあには、さまざまな施設が揃っています。特に有名なのが、以下のホールです：

• - さくらホール（1300席）：多目的ホールで、大規模な音楽会や演劇などが行われます。
• - つつじホール（402席）：中規模なイベントやコンサートに適した会場です。
• - 飛鳥ホール（511m²）：様々なイベントに利用できる多機能ホールです。
• - ペガサスホール（150席）：比較的小規模な演出が行える空間です。
• - 展示ホール（549m²）：アートや科学に関する展示会が開催されるスペース。

その他、研修室や会議室、和室、茶室、音楽スタジオ、トレーニングルームなどの施設も充実しており、地域のニーズに応じた多岐にわたる用途に利用されています。

さらに、消費生活センターやNPOボランティアぷらざ、男女共同参画センターなどの公共のスペースも設けられています。以前はプラネタリウムもありましたが、2014年3月に営業を終了しました。

特徴とイベント

北とぴあの特色として毎年秋に開催される「北とぴあ国際音楽祭」があります。この音楽祭は古楽をテーマにした、日本の数少ないとされる音楽イベントの一つです。また、正面の玄関前には、長崎市にある平和祈念像を縮小した像が設置されています。この像は、彫刻家の北村西望氏にちなんだもので、北区にゆかりのある作品です。

事故の歴史

残念なことに、北とぴあでは過去に重大な事故も発生しています。2001年12月21日には、さくらホールで舞台のセリ装置点検中にメンテナンス会社の社員が事故に巻き込まれ、重大な injuries などが発生しました。

アクセスと所在地

北とぴあへのアクセスは非常に便利で、最寄り駅はJR京浜東北線と東京地下鉄南北線の王子駅、また都電荒川線（東京さくらトラム）の王子駅前も利用できます。具体的な所在地は、東京都北区王子1-11-1、郵便番号114-8503です。

このように、北とぴあは文化的活動の中心地として、多種多様なイベントやサービスを提供しており、地域の活性化に寄与しています。

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