北口榛花

北口 榛花（きたぐち はるか）

北口榛花は1998年3月16日生まれの日本の女子陸上競技選手で、専門はやり投です。彼女はJALに所属しており、最近のパリオリンピックでは女子やり投げにおいて金メダルを獲得し、女子陸上競技界での新たな歴史を刻みました。また、彼女はやり投の日本記録保持者でもあります。

生い立ちと初期のスポーツキャリア

北口は北海道旭川市に生まれ、3歳から水泳を始めました。彼女の幼少期には、バドミントンにも取り組み、北海道教育大学附属旭川小学校では全国小学生バドミントン選手権での団体優勝を果たしています。中学校時代まで競泳とバドミントンを続け、全国大会に出場した実力を持っていました。高校進学時に松橋昌巳コーチの勧めで陸上競技を始め、やり投での才能を開花させました。

高校2年生の時には全国大会で優勝し、その才能を確かなものとしました。2015年には、£0$20東京オリンピックの候補選手として「ダイヤモンドアスリート」に認定され、同年の世界ユース選手権で金メダルを獲得しました。

大学時代と国際舞台での成功

2016年、日本大学スポーツ科学部に入学し、同年に行われたゴールデングランプリ川崎では歴代2位の61m38を記録し、3位に入賞します。2017年には日本学生陸上競技選手権で優勝し、着実にキャリアを積んでいきました。

2019年には日本記録を更新し、日本の女子やり投選手としての地位を確立。その後も成績を残し続け、2020年の東京オリンピック代表選手に内定。オリンピックでは挑戦と喜びが共存し、結果的には決勝進出を果たしたものの、痛みを抱えながらの競技となり、12位に終わります。

輝かしい成績とメダル獲得

2022年、万達ダイヤモンドリーグで優勝し、日本初の快挙を成し遂げました。続くオレゴン世界選手権では銅メダルを獲得し、2023年のブダペスト世界選手権で金メダルを獲得。これにより、女子陸上競技フィールド種目において、日本人選手の初の金メダリストとなりました。

2023年9月にはダイヤモンドリーグファイナルでも優勝し、並外れたパフォーマンスを発揮。2024年パリオリンピックでは、女子やり投げにて大会記録の65m80を投げ、金メダルを手にしました。この歴史的な勝利は、日本人陸上選手として5大会ぶりの金メダルとなります。

プライベートと人柄

北口榛花の家族はスポーツに情熱を持つ人々で、父はパティシエ、母は実業団バスケットボール選手です。彼女は特にバスケットボールの大ファンであり、観戦は欠かしません。また、甘党である彼女はカステラや大福が好物です。さらに、語学力に優れており、日本語、英語、チェコ語を操ることができ、チェコ語はコーチからの指導により習得しました。

北口はスポーツマンシップを重んじ、クイズ番組にも興味を持っているなど、多才な人物です。彼女の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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