北山亘基

北山亘基について

北山亘基（きたやま こうき、1999年4月10日生まれ）は、京都府右京区出身のプロ野球選手として、北海道日本ハムファイターズに所属しています。投手としての彼の才能は、早くから注目されており、右投右打の選手です。

経歴

プロ入り前

北山は小学3年生から地元の少年野球チーム「京北ファースト少年野球クラブ」で野球を始め、京都市立周山中学校では軟式野球部に所属しました。高校は京都成章高等学校に進学し、1年生の夏からベンチ入り。特に2年生の夏には背番号1を背負い、3年生ではエース兼主将としてチームを甲子園出場に導きました。その甲子園初戦では神村学園に対して圧巻のピッチングを見せましたが、惜しくもサヨナラ負けに終わりました。プロ野球志望届を提出したものの、2017年のドラフトでは指名を逃しました。

高校卒業後は京都産業大学に進学し、大学での活躍が始まります。1年生からリーグ戦で重要な役割を果たし、最終学年では主将として活躍しつつ、リーグ最多奪三振を記録。最速は153km/hに達し、大学通算で14勝を挙げました。2021年のドラフトでは北海道日本ハムファイターズから8位指名され、苦しい思いを経てプロの道を歩み始めました。

日本ハム時代

北山は2022年にプロ入り、春季キャンプを二軍でスタートしましたが、新庄剛志監督の目に留まり、一軍昇格を果たしました。オープン戦では好成績を残し、開幕投手にも選ばれました。開幕戦ではプロ初登板を果たし、その後もリリーフとして活躍。2022年のシーズン中には多くの登板を重ね、最終的にはチーム最多の55試合に出場し、3勝5敗、16ホールドを記録しました。

2023年もリリーフとしてスタートしましたが、先発転向が求められることになりました。先発としての初勝利を挙げ、その後も成績を伸ばしていきました。特に6月4日の読売ジャイアンツ戦では打撃でも活躍し、プロ初打席で安打を放ちました。シーズンを通して6勝5敗の成績で、着実に成長を続けています。

2024年には新しい投法としてノーワインドアップを取り入れ、開幕先発を飾ると7回まで無失点の好投を披露。さらなる成長が期待される選手です。

選手としての特徴

北山選手の持ち味は最速156km/hを誇るストレートで、変化球はスライダーやフォークなど多様な球種を投げ分けます。また、憧れの投手として藤川球児の名を挙げています。

人物・エピソード

野球のスキルだけでなく様々な知識を蓄えようと努力しており、その積極性が「教授」と呼ばれる所以です。大学ではトレーニング法やコンディショニングについても研究し、シーズンを通じて自己成長に励んでいます。また、取材を受けた際にお礼を欠かさず送るなど、礼儀正しい人柄でも知られています。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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