北34条駅

北34条駅の概要

北34条駅（きたさんじゅうよじょうえき）は、北海道札幌市北区北33条西4丁目に位置し、札幌市営地下鉄南北線の駅の一つです。駅番号はN02で、1978年に開業しました。駅は地下にあり、改札口は地下1階、ホームは地下2階にあります。

歴史

この駅の歴史は1978年の開業から始まります。開業当初は北24条駅から麻生駅に至る区間の延伸の一部として開設されました。その後、駅の安全向上を目的に2012年には可動式ホーム柵が導入され、利用者の安全がさらに強化されました。

近年では2020年12月に、駅を結ぶ地下通路が浸水するという事故が発生しました。この影響により、運行は一時停止し、その後も段階的にホームの営業が再開されました。さらに2021年には、地下連絡通路の廃止が決定され、通路の改修作業が行われました。2022年も駅放送の更新が行われ、現代のニーズに応じた情報提供がなされております。

駅構造

北34条駅は、地下に位置する2面2線の相対式ホームを持っています。改札口は地下1階にあり、行き先によって異なる出入口が数か所設けられています。駅の南側には札樽自動車道が走り、周辺には5ヶ所の出入口があります。

また、駅ビル内には飲食店やコンビニエンスストア、スーパーマーケットが入居しており、利用者の多様なニーズに応えています。特に防犯上の理由から、遅い時間帯には一部のコンコースが閉鎖されます。これにより、利用者は安全な環境で駅を利用できるよう配慮されています。

利用状況

2022年度のデータによると、北34条駅の1日平均乗車人数は約6,563人とされています。この数値からも、地域住民にとって重要な交通手段であることが伺えます。

駅周辺

駅の北側には、国道5号などの主要道路が通っています。駅の近くには中低層の住宅が点在する一方で、商業施設や業務ビルも含まれており、生活利便性が高いエリアです。また、近隣には学校や病院、警察署などもあり、多くの人々が集まる場所となっています。

駅周辺には複数のスクールバス路線があり、小学校や中学校へのアクセスも便利です。特に北34条駅では「北34条バス発着場」が設置されており、多くのバス便が停車します。これにより、駅利用者は地下鉄とバスを組み合わせたスムーズな移動が可能となっています。

水問題

北34条駅の周辺地域は水分を多く含む地層に位置しており、開業当初から水対策が必要でした。2020年には漏水事故が発生し、駅の運営に大きな影響を与えました。専門家によると、地域の地質が地下水を含みやすく、そのため定期的に地下水をポンプで排出する必要があります。

この問題に対して、札幌市交通局はさまざまな対策を講じており、浸水事故再発防止に向けた取り組みも続いています。特に2021年には排水能力の向上が図られ、さらなる安定化を目指した工事が実施されました。

まとめ

北34条駅は札幌の中心部からアクセスしやすい位置にあり、周辺環境が充実しています。しかし、地域の特殊な地質条件により水対策が求められる難しい状況にあります。それでも近年の改良や運営面での取り組みにより、利用者にとって重要な交通拠点としての役割を果たしています。

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