南生駒駅

南生駒駅：近鉄生駒線の駅

概要

南生駒駅は、奈良県生駒市小瀬町に位置する近畿日本鉄道（近鉄）生駒線の駅です。駅番号はG20。近鉄生駒線沿線で、地域住民の生活に密着した駅として機能しています。相対式ホーム2面2線の構造を持ち、1日あたりの乗降客数は数千人に上ります。

歴史

南生駒駅は、1926年（昭和元年）12月28日、信貴生駒電鉄の路線延伸によって開業しました。その後、1964年（昭和39年）10月1日の信貴生駒電鉄の近畿日本鉄道への合併により、近鉄生駒線の駅となりました。1977年（昭和52年）7月31日には、菜畑～南生駒間の複線化が完成。2007年（平成19年）4月1日からは、PiTaPaが利用可能になり、利便性が向上しました。近年は、2021年（令和3年）10月1日以降、終日無人駅となっています。

駅構造

南生駒駅は、相対式ホーム2面2線の構造で、王寺方が単線、生駒方が複線となっています。ホームの有効長は4両編成に対応。駅舎は地下にあり、改札口は1ヶ所のみです。ホームへは地上に上がります。トイレは1番のりばに設置されています。生駒駅からの遠隔管理で、PiTaPaやICOCAに対応した自動改札機と自動精算機が設置されています。かつては生駒方東側に車庫がありましたが、現在は撤去され、保線用の引き上げ線のみが残っています。複線化に向けた線路用地も王寺方に確保されています。

利用状況

南生駒駅の1日あたりの乗降客数は、近年では4,000人台から5,000人台で推移しています。過去10年間のデータから、一定の利用客数を維持していることがわかります。

2023年11月7日：4,578人
2022年11月8日：4,574人
2021年11月9日：4,424人
2018年11月13日：5,256人
2015年11月10日：5,272人
2012年11月13日：5,071人
2010年11月9日：5,286人
2008年11月18日：5,264人
* 2005年11月8日：5,341人

駅周辺

南生駒駅周辺には、生活に便利な施設が充実しています。国道308号線、暗峠、竹林寺といった歴史的にも重要な場所のほか、南生駒郵便局、生駒市立生駒南中学校、生駒市立生駒南小学校、南コミュニティセンターせせらぎ、生駒市図書館南分館、生駒市消防署南分署、業務スーパー南生駒店、ダイキ南生駒店などがあります。

バス路線

生駒市コミュニティバス「たけまる号」が南生駒駅バス停に乗り入れています(2022年3月22日現在)。西畑線と有里線の2路線が運行され、暗峠方面、南コミュニティセンターせせらぎ方面、むかいやま公園・竹林寺方面などへのアクセスを提供しています。

隣の駅

まとめ

南生駒駅は、近鉄生駒線沿線における重要な駅であり、地域住民の生活に不可欠な存在です。歴史を重ね、近年の無人駅化やICOCA対応など、時代の変化に対応しながら、地域社会を支えています。周辺環境も充実しており、利便性の高い駅として今後も利用されることでしょう。

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