原宿RUIDO

原宿RUIDO

原宿RUIDO（はらじゅくルイード）は、東京都渋谷区神宮前に位置するライブハウスで、音楽シーンでの重要な役割を果たしてきました。最初にオープンしたのは1972年で、新宿での長い歴史を経て1989年に原宿へ移転しました。厳しいオーディションを通過しなければステージに立てず、そこでパフォーマンスを行うことは一つのステータスとなっていました。

音楽シーンへの影響

ライブハウスとしての特性を持ち、RUIDOは「イカ天」や「ホコ天」の影響を受けて多くのバンドを支援しました。数々の有名ミュージシャンがこの場所での演奏を目指し、音楽キャリアをスタートさせました。「RUIDO」という名前はスペイン語で「騒音」や「物音」といった意味を持ち、まさに音楽という「騒音」が響く場所を象徴しています。

歴史の流れ

原宿RUIDOは、2007年に閉鎖され、約15年の歴史を持ちながらも新宿に移転。「新宿RUIDO K4」となり、さらには渋谷・池袋、大阪の心斎橋にも展開していきました。その後、2020年に新たにライブハウス「原宿RENON」がオープンし、2022年7月1日に名称を「原宿RUIDO」と改めて再オープンしました。この再オープンにより、かつての音楽の聖地が再び薄明るい灯を取り戻したのです。

独特な雰囲気と設計

原宿RUIDOの外観は、一般的なライブハウスのイメージとは違い、美しいデザインが施されています。元々は「原宿アイドルワンダーランド」というファッションビルとして1987年に建設されたため、その名残が感じられます。会場内はお洒落で、まるで「不思議の国のアリス」を思わせるような雰囲気が漂っています。

客席と特徴

ライブホール自体は、ステージが約30cm低いため、観客との距離が近く、親密感があります。また、壁に飾られた著名人のサインや壁画は、暗い環境の中で存在感を放っていますが、観客が視認するのは難しいでしょう。客席数は約100席ですが、オールスタンディング時には300人以上の収容が可能です。

さらなる展望

再オープン以来、多くのアーティストが原宿RUIDOのステージでパフォーマンスを行い、音楽シーンの活性化に寄与しています。今後もこの場所で新たな才能が育まれ、音楽の力が感じられることでしょう。音楽ファンやアーティストにとって、原宿RUIDOは引き続き重要なスポットであり続けるに違いありません。

所在地

原宿RUIDOは、東京都渋谷区神宮前1丁目15-2の神宮前115ビルB1・1Fにあります。最寄り駅はJR山手線の原宿駅、または東京メトロ千代田線の明治神宮前駅です。今回の復活により、また新たな音楽の歴史がこの地で書き加えられることを期待しています。

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