原野駅

原野駅：木曽路の静かな駅舎

長野県木曽郡木曽町日義原野に位置する原野駅は、JR東海中央本線沿線にある、歴史と自然に囲まれた無人駅です。1955年4月21日、中央本線の宮ノ越駅と木曽福島駅間に新設され、旅客と貨物の取扱いを開始しました。開業以来、地域の重要な交通拠点として利用されてきました。

駅舎と構造

木造の駅舎を持つ、風情のある地上駅です。相対式ホーム2面2線を有し、宮ノ越方単線、木曽福島方複線という構造になっています。交換可能な駅として機能しており、木曽福島駅の管理下にあります。

名古屋方面ホームへは、駅舎から階段またはスロープでアクセスできます。駅舎内にはトイレも設置されています。一方、塩尻方面ホームへは、駅舎を通らず、公道の跨道橋を渡り、階段を下りる必要があります。塩尻方面のホームには、小さな待合室が設けられています。構内踏切はありません。

歴史

1955年の開業以来、原野駅は地域の重要な交通手段として機能してきました。1984年には荷物扱いが廃止され、同年10月1日には無人駅となりました。その後、1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。

利用状況

原野駅の1日平均乗車人員は、長野県統計書などから確認できます。詳細な数値は、公表されている統計資料をご参照ください。

周辺環境

原野駅周辺は、自然豊かな環境が広がっています。駅周辺には、原野林業センター、明星岩、原野八幡宮といった観光スポットがあります。また、国道19号沿いに位置し、交通アクセスも良好です。

さらに、人気の観光スポットである道の駅日義木曽駒高原も比較的近くにあります。歴史を感じさせる旧中山道も駅から徒歩圏内にあり、中山道中間点の碑も確認できます。これらの観光資源と合わせて、原野駅は木曽路を訪れる人々にとって魅力的な拠点となっています。

隣の駅

まとめ

原野駅は、歴史と自然に囲まれた静かな山間の駅です。木造駅舎の風情、周辺の観光スポット、そして便利なアクセスと、多くの魅力を兼ね備えています。木曽路を訪れる際には、ぜひ一度訪れてみてください。

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