古賀葵

古賀葵（こが あおい）

概要

古賀葵は1993年8月24日生まれの日本の女性声優で、佐賀県出身です。彼女は81プロデュースに所属し、多くのアニメやゲームに声を提供しています。数多くの人気キャラクターを演じており、その演技力が高く評価されています。

幼少期と声優への道

幼い頃から、NHKの『おかあさんといっしょ』などの人形劇を好んで見ていた古賀は、そこで「人形たちと仲良くなりたい」という思いを抱くようになりました。声優という職業を意識するようになったのは小学生の頃で、『カードキャプターさくら』や『おジャ魔女どれみ』のアニメ作品にはまる中、アフレコ現場を紹介するコーナーに影響を受けました。

しかし、中学生になると、友人たちから「まだアニメを見てるの？」と言われることが多く、声優についての夢を口にするのがはばかられました。それでも、周囲には内緒で声優業に憧れ続けており、美容師やトリマーといった他の職業に合わせた夢を語っていたことを振り返っています。また、当時は引っ込み思案で、自分の意見を言えない性格だったため、自らの希望をなかなか口にできなかったと言います。そんな中で、アニメのキャラクターたちの自由な生き方に憧れ、声優業の魅力を実感するようになったとのこと。

声優としてのキャリア

高校3年生の時に声優を志すことを家族に伝えましたが、両親は声優業の実情がつかめておらず、東京行きには不安を抱いていました。そのため、古賀は高校卒業後、福岡にある代々木アニメーション学院に通うことを選び、専門的な教育を受けました。2014年に所属事務所の81プロデュースに参加、その後は81ACTOR'S STUDIOにも入所しました。

上京後は、あまり仕事がなく苦労しながらも、コンビニでのアルバイトをしながら声優の仕事を夢見ていました。2014年にはゲーム『封印勇者!マイン島と空の迷宮』で声優デビューを果たし、2015年から本格的に81プロデュースに所属することになりました。初のテレビアニメ出演は、同年に放送された『六花の勇者』での女の子の声でした。

彼女のキャリアが大きく飛躍したのは2019年で、アニメ『かぐや様は告らせたい』において四宮かぐや役を演じ、一躍注目を集めました。同作品は大ヒットし、古賀自身も実写映画版に出演し、声優だけでなく女優としての道も歩み始めました。同年の声優アワードでは主演女優賞を受賞し、これを契機にさらに多くのファンを魅了しています。

プライベートと趣味

古賀は、趣味として古民家や神社、城を巡ることを楽しんでおり、歴史に興味を持っています。また、一人カラオケやマンホールの蓋を探すのも好きで、地方に行く際には、各地のユニークなマンホールを集めることにもこだわっています。カラオケでは伊藤かな恵やB'zの曲を得意としており、彼女の音楽的才能も垣間見られます。

彼女は、福岡ソフトバンクホークスのファンでもあり、野球観戦を楽しむことで、リフレッシュしています。さらに、交友関係にも恵まれており、事務所の同期との交流を大切にしている様子が伺えます。

代表作と評価

古賀葵は、アニメ、ゲーム、ドラマCD、舞台など多岐にわたる活動を行っており、『かぐや様は告らせたい』の四宮かぐや役を中心に様々な役を演じています。彼女の演技は、幅広いキャラクター性を表現する力があり、原作者からも「刺さる演技が出来る」と称賛されています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

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