各務原市立中央図書館

各務原市立中央図書館

各務原市立中央図書館（かかみがはらしりつちゅうおうとしょかん）は、岐阜県各務原市那加門前町にある公共図書館です。市内には分館として川島ほんの家、分室の中央ライフデザインセンター図書室、さらにはもりの本やさん・森の交流館、移動図書館の『さつき号』が設置されています。

1. 歴史

この図書館の起源は1978年にまで遡ります。当時、各務原市保健文化会館内に設立された各務原市図書館が初の公共図書館としてスタートしました。1991年には各務原市民公園内に現在の中央図書館が開館し、賑わいを見せています。その後、「本の街かかみがはら」として、地域の参加を促進する図書館へとリニューアルされ、2011年に新たにオープンしました。

2. 特徴

各務原市立中央図書館は、蔵書数が564,273冊に達し、1階と2階には広々とした閲覧スペースがあります。また、3階には歴史民俗資料館や埋蔵文化財調査センター、4階には多目的な研修室なども完備されています。

市内には、自然環境をテーマにした川島ほんの家、健康に関する情報を扱う中央ライフデザインセンター図書室、子ども向けの資料が揃うもりの本やさん・森の交流館があります。それぞれの図書館には特色があり、利用者のニーズに応じた豊富な資料が用意されています。

3. サービス

貸出と予約

図書館の利用者は居住地に関係なく貸出を受けることが出来ます。貸出は2週間、10冊まで可能で、インターネット上でも予約ができます。また、子ども向けには絵本や紙芝居の読み聞かせサービスがあり、紙芝居の舞台を借りることもできます。

川島ほんの家

川島ほんの家は、自然環境に関する本が豊富で、開館当初から特にCDの貸出が行われています。2022年度時点でも、市内で唯一CDの貸出が可能な図書館です。

中央ライフデザインセンター図書室

中央ライフデザインセンター図書室も健康に関する資料が充実しています。1977年に設立されたこの図書室は、健康関連の書籍を多く取り揃えており、市民の健康促進に寄与しています。

もりの本やさん・森の交流館

子ども向けに特化したもりの本やさん・森の交流館では、絵本や紙芝居の読み聞かせが行われているほか、親子で楽しめる活動が多数実施されています。

移動図書館『さつき号』

移動図書館『さつき号』は、月に1回または2回市内の35カ所を巡回し、本の貸出を行っています。このサービスは、利用者の便宜を図るだけでなく、地域のイベントに訪れることで本の楽しさを広めています。

4. 利用案内

開館時間

• - 各務原市立中央図書館: 午前10時～午後7時 （夏休み中は午前9時～）
• - 川島ほんの家・中央ライフデザインセンター図書室: 午前9時～午後5時
• - もりの本やさん・森の交流館: 午前10時～午後5時（4月～9月）、午前10時～午後4時（10月～3月）

休館日

施設によって異なりますが、共通して毎週月曜日と祝日の翌日、年末年始には休館日があります。特定の日に図書整理や蔵書点検も行います。

交通アクセス

各務原市立中央図書館は、名鉄各務原線市民公園前駅から徒歩5分、またはふれあいバスでアクセス可能です。川島ほんの家や中央ライフデザインセンター図書室、もりの本やさんもそれぞれバス便でアクセスが良好です。

5. 結論

各務原市立中央図書館は、その豊富な蔵書と、多彩なサービスにより、地域住民にとって欠かせない学びと文化の拠点となっています。訪れることで、幅広い知識や情報を得られ、地域コミュニティとのつながりを深める貴重な場となるでしょう。

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