吉川史料館

吉川史料館について

吉川史料館（きっかわしりょうかん）は、山口県岩国市に位置する博物館であり、歴史資料館の一部として多くの文化財を収蔵しています。この館は、吉川家とその歴史に関わる重要な資料を展示しており、訪れる者に日本の豊かな歴史を体験させてくれます。

所蔵する文化財

吉川史料館には、約7000点の文化財が所蔵されており、特に以下のような重要な資料が含まれています：

• - 国宝 : 「太刀 銘為次（狐ヶ崎）」は、かつての武士の象徴ともいえる貴重な刀です。国の重要文化財としても評価されています。

• - 重要文化財 : この他にも、山道草花鶴亀文繡箔胴服や細字法華経1帖、吉川家文書などがあり、それぞれ独自の歴史的価値を持っています。

• - 元亨釈書 : 吉川経基が筆で作成した40冊の書物も、歴史を知る上で欠かせない貴重な資料です。特に太平記の目録は、歴史愛好家にとって興味深い内容となっています。

また、「吾妻鏡」と「太平記」もそれぞれ数十冊が保管されており、これらの文書は日本の歴史を理解するために重要な役割を果たしています。さらに、県指定の文化財として「紙本墨画淡彩湖亭春望図」も展示されています。

利用情報

吉川史料館の開館時間は、午前9時から午後5時までとなっており、最終入館は午後4時30分です。入館を計画する際は、時間に注意して訪問しましょう。また、毎週水曜日は休館日ですが、祝日の場合はその翌日が休館となります。年末から1月1日までは休館となりますので、訪れる前に公式情報を確認することをお勧めします。

アクセスと周辺情報

博物館は山口県岩国市にあり、周辺には柏原美術館や歴史的な岩国城なども点在しています。これらの施設と合わせて訪れることで、さらに深く地域の歴史や文化に触れることができるでしょう。吉川史料館の歴史的な魅力とともに、周辺の名所もぜひ探索してみてください。

それでは、吉川史料館で日本の歴史を感じ、文化財に触れながら、貴重な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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