吉田侑樹

吉田 侑樹

吉田 侑樹（よしだ ゆうき、1994年2月16日生まれ）は、大阪府寝屋川市出身の元プロ野球選手として知られています。彼は右投げ右打ちの投手であり、プロの世界で一定の成果を収めました。その後、引退後は若い選手たちの指導に力を入れていることでも注目されています。

経歴

プロ入り前

吉田は寝屋川市立点野小学校に通い、1年生から地元の野球チーム「仁和寺パイレーツ」に所属していました。その後、寝屋川市立第八中学校では「寝屋川ファイブスターズ」というチームで腕を磨きました。高校時代は東海大仰星高校に進学し、三年生の夏にはエースとして活躍しましたが、大阪府大会の準決勝で石川慎吾率いる東大阪大学柏原高等学校に敗れ、涙を飲む結果となりました。

順調に進学したのちは、東海大学に入学。ここでも彼は3年生の春からエースを務め、5勝0敗、防御率0.98で最優秀投手賞を獲得しました。大学時代には全日本大学野球選手権大会でも好成績を収め、決勝では神奈川大学の濵口遥大と競り合いながらも6回無失点で優勝に貢献しました。その成果を認められ、第27回ハーレムベースボールウィークでは日本代表にも選出されています。また、4年次にはリーグの5連覇にも貢献し、名実ともに注目の若手投手とされていました。

プロ入り

2015年10月22日のドラフトで、北海道日本ハムファイターズから7位指名を受け、契約金3000万円、年俸750万円で入団が決定。背番号は59と設定されました。しかし、2016年は一軍出場が無く、思うようにスタートを切ることができませんでした。

プロ入り後

2017年は故障者が多発したチーム状況の中、4月14日に行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で初登板。4回を投げ3失点という結果で、初先発を果たしましたが、勝利を収めることはできませんでした。しかし、9月18日にはオリックス・バファローズ戦で7回を投げ1失点の好投でプロ初勝利を掴み取ります。そのシーズンは最終的に2勝2敗、防御率5.32で終えましたが、二軍ではイースタン・リーグでの防御率が2.21と好成績を収めていました。

2020年シーズンには5試合に登板しましたが、勝ち星を挙げられず、防御率も4.26に終わり、シーズン終了後には球団から戦力外通告を受け、選手生活に幕を下ろしました。

引退後

2021年3月8日、現役引退が発表され、同時に「北海道日本ハムファイターズ・ベースボールアカデミー」のコーチを務めることとなりました。指導者としてのキャリアも積んでおり、若手選手たちの成長に寄与しています。

人物

吉田は明るい性格でも知られ、初勝利を挙げた際のヒーローインタビューでは、両親への感謝の気持ちを直接伝える一幕もあり、注目を集めました。「余りクヨクヨしないこと」を特技として語っており、野球だけでなくその人柄でも多くのファンから愛される存在です。

記録

• - 初登板・初先発登板: 2017年4月14日 対東北楽天ゴールデンイーグルス
• - 初勝利: 2017年9月18日 対オリックス・バファローズ

吉田侑樹のプレーとその人間性は、今後も多くの人々に影響を与えることでしょう。

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