名護市営球場

名護市営球場

名護市営球場（なごしえいきゅうじょう）は、沖縄県名護市にある野球場で、名護浦公園内に位置しています。この球場は名護市が所有し、公共施設管理センターによって運営されています。また、球場の前面には「名護球場」と記載された銘板が設置されています。

施設の特色

名護市営球場は、日本のプロ野球チーム、北海道日本ハムファイターズが春季キャンプで使用することが知られています。キャンプの終わりにはオープン戦も行われ、市場において重要な役割を担っています。特に、外野スタンドは砂浜に面しているため、美しい景観が楽しめます。

歴史

この球場は1977年に開場し、翌年から日本ハムファイターズが春季キャンプ地として利用を始めました。当初は投手のみの参加でしたが、1981年からは野手も参加し、チーム全体が活動する場へと成長しました。しかし、1990年代後半からは老朽化が進み、選手からは危険性が指摘されるようになりました。

2008年には、選手が破損したフェンス部品を踏んでけがをする事故も発生しました。この問題を受けて、名護市長は球場改修の計画を発表しました。具体的には、球場の向きを変更し、プロ野球を開催できる規模への拡張が提案されました。2015年には、球団が一時的にキャンプ地をアメリカに移すことも決定し、その後も数年間、工事の影響で規模を縮小して開催されました。

新しい球場は2020年に完成し、日本ハムファイターズはその年から再びフルスケジュールでキャンプを行うことができるようになりました。

現在の施設

新設された名護市営球場は、両翼100メートル、中堅122メートルのサイズを持ち、観客収容人数は約6000人から8000人に拡大されました。メインスタンドはRC造の3階建てで、選手のロッカールームやダッグアウト、監督室、シャワー室、会議室などの施設が整っています。照明設備は6基設置され、プロの試合の開催を可能にしています。

交通アクセス

球場へのアクセスは、沖縄自動車道の許田インターチェンジから国道58号を利用して約8キロメートルの距離です。また、公共交通機関も利用可能で、名護バスターミナルからは徒歩約8分で到着します。大きな交通網が整備されているため、訪れるファンの便も良いと言えるでしょう。

まとめ

名護市営球場は、沖縄の美しい自然に囲まれた貴重な野球場であり、多くのプロ野球ファンに親しまれています。改修後は新たな魅力を加え、今後も日本ハムファイターズの春季キャンプの重要な場所として機能していくことでしょう。

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