国府宮駅

国府宮駅について

国府宮駅（こうのみやえき）は、愛知県稲沢市松下一丁目に位置する名古屋鉄道の駅です。この駅は名古屋本線の一部で、駅番号はNH47です。特急を含む全ての列車が停車し、多くの利用者にとって重要な交通拠点となっています。

駅の概要

国府宮駅は、尾張大国霊神社の最寄り駅として知られており、特に「はだか祭」が開催される際には多くの人々が訪れます。この祭りは毎年2月頃に行われ、地元の文化を象徴するイベントとなっています。

この駅は、稲沢市の中心市街地に位置しており、JR稲沢駅が市の東端にあるのに対し、国府宮駅は市の中心とアクセスが良好です。

1999年5月には全列車が停車する駅へと昇格しました。特急系の列車には3種類がありますが、すべての特急がこの駅に停車します。はだか祭の日には、新安城駅を通過する特急が臨時停車することもあります。

歴史的背景

国府宮駅は1924年2月15日に開業され、当初は「こうふのみや」と呼ばれていましたが、1934年には現在の「こうのみや」に変更されました。1962年には貨物営業が廃止され、1963年には新しい駅ビルが完成しました。1999年には全特急が停車するようになり、多くの利用者に重宝されています。

また、2010年には橋上駅舎が供用開始され、より便利になりました。ICカード「manaca」の導入や、改札の自動化も進められてきました。

駅の構造

この駅は待避設備を備えた島式の二面四線ホームをもち、地上駅として設計されています。南端には地下改札口があり、橋上駅舎内には自動改札機と券売機が設置されていますが、自動精算機はありません。そのため、定期券の購入は地下改札口で行う必要があります。

また、祭りの際には特別に設けられた改札口が使われることもありますが、ここには改札機がないため、ICカードは使用できません。

アクセシビリティ

駅にはバリアフリー新法に基づいて、新たにエレベーターが設置されました。これにより、利用者の利便性が向上し、より多くの人がアクセスしやすい環境が整えられています。しかし、現在も一部エレベーターやエスカレーターが未設置の箇所もあります。

附帯施設

国府宮駅周辺には多くの施設が立地しています。名古屋文理大学文化フォーラムや、稲沢市中央図書館、稲沢国府宮郵便局などがあり、地元の人々の生活に密着した便利な環境が整っています。

利用状況

駅は非常に多くの利用者に利用されており、2019年度の実績では一日平均乗降人員は22,767人に達しています。国府宮駅は名鉄全駅の中でも利用者が多く、地元の重要な交通手段となっています。

交通アクセス

国府宮駅からは名鉄バスも運行されており、地域住民の移動を支援しています。また、周辺には稲沢市民病院や教育機関も多く、駅の利便性がさらに高まっています。

まとめ

国府宮駅は、稲沢市の中心に位置し、多目的に活用される交通拠点として非常に重要です。歴史や文化が息づく場所として、今後も地域に根ざした重要な役割を果たすでしょう。

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