土呂駅

土呂駅の概要

土呂駅（とろえき）は、埼玉県さいたま市北区土呂町一丁目にあり、東日本旅客鉄道（JR東日本）の東北本線に属する駅です。この駅は「宇都宮線」としても知られる区間に含まれており、上野駅発着の系統や新宿経由の湘南新宿ライン、上野・東京経由の東海道線に直通する上野東京ラインが運行されています。

歴史

土呂駅設置に関する運動は、大正時代から行われてきました。1964年の郷土誌には、土呂町内への駅設置の期待が表現されていました。その後、1966年3月に大宮市議会で仮称としての土呂駅設置が提案され、1971年の土呂土地区画整理事業において駅前広場が整備されました。1978年には新駅設置に関する陳情がなされ、1979年には市民とともに土呂駅設置期成同盟会が設立されました。1982年には国鉄が正式に駅の設置を承認し、建設が始まりました。

年表

• - 1983年10月1日：土呂駅が国鉄の駅として開業。開業記念事業として、東口駅前広場に設置されたブロンズ像「やすらぎ」の除幕式が行われました。
• - 1987年4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
• - 2001年には西口にエレベーターが設置され、ICカード「Suica」が導入されました。
• - 2003年には東口にもエレベーターが設置され、改札内にもエレベーターが2020年に設置されました。
• - 2007年にはみどりの窓口が終了し、2017年には盆栽大会に合わせた装飾が行われ、2018年にはホームに待合室が設けられました。

駅構造

土呂駅は、1面2線の島式ホームを有し、橋上駅舎が設けられています。ホームの東京寄りには待合室があります。また、小山営業統括センター管理の業務委託駅であり、様々な便利な設備が整っています。例えば、多機能券売機や指定席券売機、そしてSuica対応の自動改札機が設置されています。お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部時間帯には改札係員が不在となることもあります。

利用状況

2023年度のデータによれば、土呂駅の1日平均乗車人員は14,737人で、宇都宮線の普通列車の停車駅ではさいたま新都心駅に次ぐ利用者数です。その乗客は、地元だけでなく近隣地区からも多く集まっています。また、この駅の利用者は2000年度と比較すると、2015年度までの間に50.8%も増加しています。

駅周辺

東口側

沿道には、埼玉県道35号や土呂駅西通り、市民の森通りなどが通っています。バスの発着所も東口に設置されており、地域のコミュニティバスや乗合タクシーが運行されていて、利用者にとって便利な交通手段を提供しています。

西口側

西口にもコミュニティバスやシャトルバスの運行があり、地元住民の移動もサポートされています。これにより、土呂駅はただの交通機関ではなく、地域活性化にも寄与しているといえるでしょう。

隣の駅

• - 宇都宮線

- 大宮駅 - 土呂駅 - 東大宮駅

土呂駅は、地域住民にとって欠かせない存在であり続け、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

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