土本駅

土本駅（どもとえき）は、静岡県榛原郡川根本町奥泉に位置する大井川鐵道井川線の駅です。周囲を豊かな自然に囲まれた、ひっそりとした雰囲気が漂う無人駅として知られています。

歴史

土本駅は1959年（昭和34年）8月1日に開業しました。2010年（平成22年）8月28日には、土砂崩れの危険性により千頭駅から奥泉駅間が運休となり、代行バスが当駅に停車しなかったため、一時的に休止となりました。しかし、2011年（平成23年）8月12日に運休区間の運行が再開され、再び利用できるようになりました。

駅構造

駅構造は、単式ホーム1面1線の地上駅です。駅員は配置されておらず、無人駅として運営されています。ホームからは、大井川の美しい渓谷を望むことができます。

駅周辺

駅周辺には、2018年2月時点でわずか3世帯3人が暮らす土本集落があります。住民は全員が土本姓であり、80代以上の高齢者が中心の超限界集落となっています。駅のすぐそばを大井川と寸又川が流れ、豊かな自然が広がっています。近隣には池の谷ファミリーキャンプ場などのレジャースポットもあります。

その他

土本駅は、TBS系列で放送された「月曜ミステリー劇場 早乙女千春の添乗報告書16 静岡湯けむりツアー殺人事件」（2004年10月18日放送）のロケ地としても使用されました。ドラマの中では「鬼形駅」という名前で登場し、事件の舞台となりました。

隣の駅

大井川鐵道

■井川線

沢間駅 - 土本駅 - 川根小山駅

土本駅は、そのひっそりとした佇まいと、周囲の豊かな自然が魅力の駅です。秘境駅ファンや鉄道愛好家にとっては、一度は訪れてみたい場所と言えるでしょう。また、ドラマのロケ地巡りを楽しむ人々にもおすすめです。

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