地球防衛軍5

地球防衛軍5（Earth Defense Force 5）

『地球防衛軍5』は、2017年12月に発売されたPlayStation 4|PlayStation_4向けのアクションゲームで、開発はサンドロットが担当し、ディースリー・パブリッシャーがリリースしました。2019年にはSteamでWindows版も登場し、広くプレイヤーに楽しまれています。本作は、地球防衛軍シリーズのナンバリングタイトルであり、シリーズの世界観が再構築されています。

概要

この作品は、『地球防衛軍』及び『地球防衛軍2』を基に、さらに『地球防衛軍3』と『4』との繋がりを持ちながらも、全く新たなストーリーと設定を提供しています。主要な敵勢力は「プライマー」で、彼らは宇宙から地球を侵略するというコンセプトは前作までと共通しているものの、初代や『地球防衛軍3』とは異なる新しいシナリオが展開されます。また、続編となる『地球防衛軍6』は、5のエンディング後の荒廃した地球を舞台にした物語となっています。

システムおよびゲームプレイ

ゲームシステムでは、武器の抽選に加え、兵科別の能力を強化する補助装備が追加されています。これにより、各兵科は特有の戦闘スタイルにより個性を持つようになっています。ただし、武器の強さを示す「グレード」が設定されており、同じレベルの武器でも、その性能には差が生じることがあります。これにより、戦略性が増し、プレイヤーはより多様な戦術を考える必要があります。

また、距離減衰の概念が導入され、射撃武器は適正距離外では威力が低下します。アイテムの回収範囲も仕様され、特定のアクションを行うことでその範囲が拡張されるため、戦略的なプレイが求められます。さらに、日本国内での販売本数は2019年末時点で50万本を突破し、2022年には世界販売数が100万本を超えました。

ストーリー

ストーリーは2022年に設定されています。関東の都市近郊、地下にある「全地球防衛機構軍（EDF）」の基地が、プライマーという巨大な宇宙船団の襲撃を受けるところから始まります。主人公は民間人であり、基地見学に訪れている最中に襲撃に巻き込まれ、緊急事態の中でも軍曹たちの助けを受け、武装して戦うこととなります。主人公は、EDFに入隊し、仲間たちと共にプライマーに立ち向かうことになります。これにより、「民間人」から「新入り」として仲間たちに称され、戦局が進む中で主人公は次第に成長していきます。

登場兵科

本作では、4つの兵科が存在し、それぞれ異なるプレイスタイルを持ちます。

• - レンジャー: 陸戦歩兵部隊。様々な火器を扱い、高い機動力と攻守のバランスが特徴です。

• - ウイングダイバー: 飛行ユニットを装備した女性兵士で、スタイリッシュな動きとエネルギー兵器を使用します。

• - エアレイダー: 空爆を誘導し、ビークルを要請できる兵士。視野を持ち、戦術的にサポートする役割を担います。

• - フェンサー: 強化外骨格を装備した兵士で、強力な重装備を持ち、高い防御力と攻撃力を発揮します。

DLCとコラボ

更に、DLCによって新ミッションや武器が追加され、ゲームがアップデートされ続ける点や、他のメディアとのコラボレーション企画が展開されていることも、本作の魅力の一つです。たとえば、映画や漫画とのコラボレーションも行われ、多彩なコンテンツ展開がなされています。

総評

『地球防衛軍5』は、シンプルでありながら戦略性があり、兵科選択や装備による個性の表現が可能な魅力的なゲームです。友人と共にプレイすることで、一層の楽しさが感じられる作品となっています。シリーズを通してのファンや新たなプレイヤーにも魅力的に映る素晴らしいアクションゲームです。

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