堂故茂

堂故茂の政治キャリア

堂故茂（どうこ しげる）は、1952年8月7日生まれの日本の政治家です。彼は自由民主党に所属し、参議院議員として2回当選しています。また、国土交通副大臣、内閣府副大臣、復興副大臣を兼任しています。

学歴と初期の経歴

堂故氏は富山県氷見市で生まれ、富山県立高岡高等学校を卒業後、慶應義塾大学経済学部に進学しました。1979年にトナミ運輸株式会社に入社し、1982年には政治家であった綿貫民輔氏の秘書としてキャリアをスタートさせました。1988年には氷見青年会議所の理事長に就任し、その後の政治活動の基盤を築いていきます。

地方政治での活動

1991年に富山県議会議員選挙に出馬し、初当選を果たします。1995年には再選されましたが、1998年に富山県議としての任期を途中で辞し、氷見市長選挙に挑戦します。見事当選し、以降の4期15年間にわたり氷見市長を務めました。この期間中、2003年には観光カリスマ百選にも選出されました。

中央政治へ

2013年に氷見市長職を辞去し、自由民主党の公認候補として参議院の選挙に出馬しました。その後当選し、国政へ進出しました。2015年には、安倍内閣で文部科学大臣政務官に就任し、教育と文化を担当することになります。さらに、2018年には参議院農林水産委員長に就任し、2019年の第25回参議院議員通常選挙で再選されました。

その後、同年10月には自民党の総務、文部科学部会長代理に任命され、様々な政策に影響を及ぼしました。2023年には岸田内閣において国土交通副大臣、復興副大臣、内閣府副大臣を兼任するという役職に就任しました。

政策と主張

堂故氏は政治において明確な立場を持っています。彼は2019年の消費税引き上げに賛成し、憲法9条の改正や、自衛隊の国防軍への改編を提唱しています。また、集団的自衛権の行使も認めるべきだという見解を示しています。

核武装については状況に応じて検討すべきという立場を取っており、首相や閣僚の靖国神社への参拝を問題視していません。2021年には、選択的夫婦別姓の導入に関する意見書を地方議会に対して送ったことで、賛否が分かれる議論を引き起こしました。

旧統一教会との関係

堂故氏は、旧統一教会との関係が報じられたことがあります。特に2021年5月に教団系のイベントに祝電を送り、物議を醸しました。これに対しては地方議員や市民団体からの批判もあり、彼の政治活動における透明性が問い直されています。

所属団体

堂故茂は以下の団体に所属しています：自民党たばこ議員連盟、神道政治連盟国会議員懇談会、賃貸住宅対策議員連盟など。また、全国たばこ販売政治連盟から組織推薦を受けていることでも知られています。

現代日本の政治における堂故茂の役割は、地域社会の発展や国政における立法活動を通じ、今後も注目されています。

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